22 9月 2009
今日は急遽ダウンタウンまでメディア関係者の会合に招待されて参加してきた。主催者は今井ショーンさんで、来年は一緒に「Japan Film Festival」 (旧称「茶の間フィルムフェスティバル」)を運営していくことになっている非常にパワフルでかつ崇高な志をお持ちの方だ。
会場には以前高橋誠さん主催の会で一度お会いした今や全米で日本を代表するコメディアンの神田瀧夢(ろむ)さんやラストサムライで一躍有名になった小山田真さん、映画監督やDJなど個性的な面々がずらりで、後からの参加とはなったものの非常に楽しい時間を過ごすことができた。
皆専門は違うものの、このアメリカで一旗上げようとするものばかりで志は一つ。国際社会で自身のみならず「日本」を売り込んでいきたいというスピリットを強く感じることができた。私も今や電子出版というメディア業界の片隅に身をおくようになったせいか、それともハリウッドがアジアに助けを求めているせいなのか、LAらしい案件が増えてきたので自分でできることをうまく見つけてコミュニティをサポートしていきたいと考えている。音楽や映画の業界は特殊な業界だが、その分学ぶことも多い。執筆でのメジャーデビューの夢に一歩近づく日もそう遠くないのかも知れない、と信じることにしよう。
頑張れニッポン!
2 9月 2009
アメリカではキンドルがこれまでの電子書籍リーダーでは考えられなかった成功を収めつつあるが、AppleがiTunesで音楽業界の天下を取った に近い状態であることを考えると、他の競合は市場を独占されたらたまらないと考えているだろう。これまでのところ、他の対抗馬としては Barnes&NorblesがPlastic Logics社のリーダーと、GoogleとSONYの連合軍が主力だったが、8月に発売された韓国SAMSUNGの新製品(SNE-50K)はこれに更 なる脅威を加えるかも知れない。(どうやらAppleはタブレット型Mac(iPhone?)向けのiTunesでの書籍販売を諦めたようだが、ここに例の特許侵害のニュースが実際どこまで関係しているのかは分からない)
SONYの新製品Reader Daily Editionはキンドルと同じく3G(キャリアはAT&T)を利用するとのことだが、実際には3Gを搭載しないリーダーではPCを経由せざるを 得なくなるので、使い勝手という意味では格段に劣ると思うので、通信コストをある程度度外視してもこうせざるを得なかったのだろう。WiFiもアメリカで はつながるところが少ないのであまり意味をなさない。特筆すべきはSONYが今回は独自の規格であるBBeBを捨てて次世代の標準規格と目されるEPUB 形式の採用に乗り出してきたことだ。これまでのレッスンから学んだこと、というか失敗からのダメージが大きすぎたのかも知れないが、この動きは評価すべき だろう。来年初に発売されると噂されるキンドルの新型がEPUB対応となるのかが見ものだ。
電子出版事業に本格参入してから、早や3ヶ月。アマゾンのキンドルストアで販売あるいは編集提携しているコンテンツも当初の目標の100冊には届か なかったが、ほぼ90%近くを達成することができた。特に言語学習系のコンテンツが人気で、現時点で一番人気のひらがな学習カードはキンドルストア全35 万冊以上の書籍の中で7,948位と出だしとしてはまずまずである。(ちなみにカタカナは8,135位)参入して初めてこの業界がもつポテンシャルの大きさに気づかされたのだが、それに気づいて行動している企業はまだまだ少ないようだ。日本も早く閉鎖的な出版体制から脱却して、電子出版の本当の可能性について気づき迅速に行動して欲しいと思うのだが。
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23 7月 2009
前回のアメリカの大統領選挙ではオバマ陣営が積極的にネットを用いたのが若者の支持を集めるいいきっかけになった。
ただ現行の日本の選挙法下では制限が多く、ネットがほとんど活かされない状態にあり、これは若者の民意を反映するとは到底いい難い。選挙は年金を近々もらう方々のためだけにあるのではなく、未来を築き上げていく若者のためにもあるのだ。私は日本の社会がもっと女性と子供に優しい社会となってほしいと強く願っている。今のままでは家族のことを考えた時、日本にいるよりもアメリカに住みたいと感じる妻の思いには同調せざるを得ない。私が具体的に問題と感じる日本社会のあり方についてはちょくちょく議論させてもらうとして、今回は選挙に関連したネット関係のニュースをリンクする。
まずはポータル関連
ネット大手3社が衆院選サイトに熱を入れる理由 (IT PLUS)
そしてネット選挙の実現について。ビジネスも政治も同じだが、視点は常にユーザー(顧客、有権者)重視でなければならない。若者の政治に対する無関心はどんどんひどくなっていると思うが、そういう社会を作り出してきたのはこれまでの利権誘導型の政治であり、それを助長させてきたこれまでの有権者である。(勿論私もその中に含まれる)
そして、Googleだ。私は商売柄“G”の動きにはいつも目を光らせているが、こういった社会貢献的な姿勢は認めざるを得ない。良くも悪くも典型的アメリカ企業だと思う。
衆院選の立候補予定者が動画で回答 グーグル、質問募集サイトを開設 (IT PLUS)
「未来のためのQ&A」概要 (Google)
以下は同記事からのGoogle日本法人辻野社長とのインタビュー内容の抜粋である。
―今回の狙いは。グーグルにとってのメリットは。
有権者と候補者の対話を促進したいと思ったことが一番の動機だ。グーグルの製品の宣伝やトラフィック増大が一義的な目的ではない。日本は公職選挙法の規制があり、米国に比べて選挙でのネット活用が遅れている。グーグルも役に立てないかと思った。
―公職選挙法への対応は。
総務省に問い合わせて、問題はないと聞いている。(動画の内容など)最終的には候補者の自己責任となる部分もあ るが、公職選挙法には最大限配慮した。現状では公示から投票までの期間はネットをフレキシブルに使えず、公示後に公開済み動画を更新することができない。 こういった面が改善されるとネットはもっと選挙で有効になる。
―ネットを使った選挙活動はインフラなどの面で公平性を欠くという指摘もあるが。
我々は場を提供する。グーグルの仕組みに興味を持って、使うかどうかは候補者の判断だ。情報格差を是正するのがインターネットだと信じている。
(抜粋 終)
何とかアメリカにいながら日本の選挙に影響を与えることができないかと思っているのだが、一つのカギはやはり動画にあるのかも知れない。公示日(8月18日予定)以降の更新は公職選挙法に抵触する可能性があるが、それまではいくらでもアップできるということだ。ブログやHPも更新できないというのはあまりにも時代遅れな気がするのだが、今回の選挙後にはこういったアナクロな法律も時代を反映したものに更新されていくことを願っている。ネットを使えない層が政権の主役になる時代は終わりを迎えつつある、というのが時代の流れだ。(それが良いか悪いかという議論はともかく) 鎖国か開国か、をいつまでも論じている場合ではない、そんな議論は100年以上前に決着がついている。そういえば今年は横浜開港150周年だそうだ。黒船が来てからそれだけの年月を経ているというのに、私には未だに「鎖国か、開国か」と論じ続けている群れがいるように思えてならない。豊富な天然資源に恵まれず、輸入に頼らざるを得ない日本、最近の東京ではレストランやコンビにでも外国人の従業員に出くわす機会がどんどん多くなっている。結論はとっくに出ているはずだ。
21 7月 2009
東京出張を何とか終えてLAに到着。今回は普段よりも少なめのアポにして、一件あたりの時間を増やすようにしたり作業時間や予備のMTG時間なども設けてはみたものの、急な変更やキャンセルがあったり、そこで空いた時間に他のMTGを追加したりで結局いつも通りの慌しい出張となった。普段から出張中はアポの詰め込み過ぎや明け方から始まるアメリカとのやり取りなどで睡眠時間がかなり少なくなることが多いのだが、今回は完徹に近い状態が二晩ほどあったので最後の夜は11時ごろにダウンしてしまった。
この夏から(北米市場における)電子出版の業界に進出することになったので、その関連のリサーチや聞き込みをあちこちでしてみたが、かなりの手応えを感じた。ここでいう手応えという中には日本市場と北米市場の方向性や温度差の違いなども含まれており、いわゆるニッチを見つけることができたと思っている。しかも市場的にはかなりの規模になる見通しであるからニッチとはいえ馬鹿にはできない。隙間が小さいとは限らず、産業構造的に日米間に溝がある場合などは隙間というか、むしろ吊り橋のかかっていない二つの断崖みたいなもので、ここに吊り橋をかけるのが我々の仕事である。今回の出張ではアマゾンのKindle (キンドル)を持ち歩いてみた。勿論初めて見た人が多く、周囲のレスポンスは大変参考になった。実際には使用している光景をみて「それ何ですか?」と話しかけてきたのはANAのCAだけだったが、仕事熱心だの表れだと思う。(丁重に説明した上に、一見分からないけど3Gがついてるのでオフラインにしてくださいとお願いしないとダメですよ、と余計なアドバイスをしておいた。同僚の間における彼女のポイントアップにつながればいいのだが)
さて、今回の東京出張中の日本はまさに選挙一色。特に自民党のドタバタ騒ぎには本当に辟易させられた。散々税金の話をしている上に、結局はまた総選挙と一番金のかかることをやる。茶番はもういい加減にして欲しいのだが、もう今年で35歳になる私としてはこの日本の政局の不安定さは他人事ではなくなってきている。何せ、移り変わりが激しすぎる。自民党の一党独裁が続いているのは分かるが、首相はコロコロ変わり過ぎて海外の人はもはや名前を覚える努力もしないだろう。また今回初めて知ったのだが衆議院は今回が戦後史上2度目の在任期間の長さだという。4年の任期を満了した衆議院というのは過去に1回(大平内閣の時代)だけだというから驚きである。企業の改革でも1,2年では大きな結果が出ない昨今、国政を変えるのには4年でも短すぎるくらいだというのに。結局今回の解散で無効になった法案の数は114もあるというから呆れる。
今回の出張のサプライズの一つは大学時代の知人と会食をしている際に、立候補を打診されたことだった。周囲には他にもサポートしてくださる方が多いだろうと思う。もしも私が出馬するとしたら、若者(40代以下)と海外に住んでいる邦人の利権を代弁するものになるだろう。政治の経験はないし、親戚に政治家もいないが、そういう人物にこれまで任せっきりにしてきて何かいいことがあったか、と有権者に問いたいものだ。実際には海外に在住しているわけで、当選することが大変な以上に当選後も大変なことになると思うが、自身のやる気というよりは使命感があまりにも大きくなってきているのを感じる。一番迷惑をかけるのは家族や従業員、とりわけ妻の支援は欠かせないところなので真っ先に相談しているところだが、まだ許可はおりてない。たとえ今回は難しかったとしても、次回以降のために具体的に策を練っていきたいし、今回も何か若者の投票率や政治意識の向上につながる貢献をしていきたいと思っている。とりあえず自身が政党を立ち上げるとしてマニフェストを作成し始めた。どうせなら地元の大阪というよりは無所属で全国区の比例代表での出馬を希望するが、600万円かかるという供託金が最初の課題か。この夏は「熱い夏」になりそうだ(笑)
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11 2月 2009
ロサンゼルス在住の経営者の皆さんに朗報です。
この度非常に近しい3人の友人と一緒に経営者向けの新しい紙媒体を発刊することになりました。
その名も「社長通信」!スタイルは3人がそれぞれ1ページの紙面をもち、それぞれの体験をもとにしたテーマで執筆するというシンプルなもの。もう一つの重要なテーマはGTD (Get Things Done)で、デビッド・アレン氏が提唱したこのコンセプトに基づき、効率のよい仕事術を得ることに貢献します。サウスベイではこの媒体の発起人でもあるフィナンシャルプランナーの福士俊輔さんを主宰として毎月1回「光速の仕事術会議」と銘打ったGTDをテーマにした会議を行っていますが、この紙媒体はこの会合への積極的な参加を呼び集めるものです。
私の将来の夢の一つは「環境教育」をテーマにした内容の本でノーベル文学賞を取ることです。ですので書くのは勿論大好きなのですが、思い入れが強すぎて完璧主義に走る傾向があり、筆が遅くなってしまうことが多くあります。この弱点を克服するため、今年はこの紙媒体を契機に自身に締め切りを設け、より定期的に情報を発信していこうと思っています。この紙媒体は執筆者が良い意味で競争できるように内容についての投票制度を設けているので私自身も非常に刺激を受けており、筆も楽しく進みます。
購読は(少なくとも当面は)無料ですので、ぜひこの機会にご登録ください!
立入勝義
27 1月 2009
ご挨拶 – 意力ブログを始めるにあたって
これまで「成功する起業」をテーマにブログやコラムをいくつかに分散して書いてきましたが、2008年にはビジネスで大きな変化があり所有したり経営に関わったりする会社もかなり増えましたので、これを機にブログをこちらにまとめていきたいと思っています。先週日本出張中にオバマ新大統領の就任式のスピーチに触れ、言霊の力を改めて感じました。アメリカのみならず世界は今大きな苦境を迎えていると思いますが、新しいリーダーの下、アメリカには「CHANGE」の御旗のもと何とか頑張って乗り越えてもらいたいですね。
2009年は世界中で昨年以上の激動の年となりそうです。私自身も今年は「偉業達成の年」と銘うって、一生覚えていられるほどの大きな実績をいくつも出すことに注力したいと思っております。
ところで私は2000年から”Will”を英語の通名としています。直接のきっかけになったのは去年亡くなった尊敬すべき人生の大先輩からの激励の言葉だったのですが、好きな格言が”Where there’s a will, there’s a way”(「意志あるところに道あり」、ではなく「為せば成る」 と訳すべきだと思います)であるように、やはり人生において「意志」の力ほど重要なものはないと思ったので、それを常に忘れないようにしようとウィルと名乗るようになりました。(それまでは日本名の勝義 (Katsuyoshi) を短くした”Katz”を使っていたが、ユダヤ系ではラストネームでもあることから改名を検討した)そして、人間の力の及ばないところで働く「天命」というものを感じるところにも何か人智を超えた存在のいわば宇宙意志のようなものを感じ、それに従って生きるという意味合いもあります。(他にもシェークスピアのファンなのでそちらからの影響もないとは言わないですが)
現在、本業であるSAKURA Internet USA, Inc.とその新規事業部 Local Modeを中心に動かしながらIT会社 Windom Communications, Inc.とNPOのCharity Globeでは代表として、そして日本では世界初のSTNS (Social Timeline Network Service)であるHisty(ヒスティ)を立ち上げたスマイル・メディアでは共同経営者の立場で関わっています。また今年からは以前からの起業支援のコンサル業を格上げする形で二人の強力なパートナーと共にベンチャー支援目的の資金調達とコンサルティングを請け負うLocal Mode IncuVision (LMI) を立ち上げる運びとなりました。
これ以外にもまだいくつかの事業に携わっており、やりがいを感じることこの上ないですが、ともすれば管理しきれないほどの仕事分量と責任にプレッシャーを感じることもあります。が、経営においていつも必要なことは「目の前の現実を最善のものとするために注力する」ということで、やはりカギは与えられた目前の仕事をいかにきっちりこなすかということに尽きると思います。30代半ばにしてこのような機会に恵まれたことに感謝すると同時にいかにこの機会を最大限に用いて自身の向上と社会の貢献につなげることができるかを真剣に考えながら日々楽しく戦っています。
千里の道も一歩から、意志の力でみなさんが起業に一歩踏み出せる励みになるような、そんなメッセージと私の体験談をお伝えできればと思います。特に今年は海外に住む日本人の視点から閉塞感溢れる日本に住む同胞に対して刺激と感銘を与えるような仕事をしていきたいと考えています。この意力ブログともどもぜひともよろしくお願いいたします。
立入 勝義 (Katsuyoshi “Will” Tachiiri)