Archive for the 「 メッセージ 」 Category

今朝は関東圏では最も露出の多いウィキペディアン、と関西ウィキメディアユーザ会の会員の方から言われたKs aka 98さんとお会いした。
Ks aka 98さんは別名を日下(くさか)さんともいう。2008年に刊行された 「ウィキペディアで何が起こっているのか?」の第4章 それぞれが考えるウィキペディア日本語版 で、古参管理者のTomosさんと対談をされている方である。

初対面だったので、簡単な自己紹介から入り、私が「ウィキペディアンの憂鬱」を書くようになったいきさつなどを説明させて頂いた。Ks aka 98さんは非常に気さくな方で、専門分野も明確であり、ウィキペディアについての知識や編集歴も素晴らしいものをお持ちであり、お話は大変参考になった。「人類の叡智」を結集するウィキペディアが大きくなっている背景には、影で彼らのようなボランティアがいることを決して忘れてはならないのである。

大学時代に環境学を専攻した私にとって、「持続可能な発展」と「多様性」の問題は不可分なものであると考えている。私は常々ウィキペディア、あるいはウィキメディア財団の全てのプロジェクトが人類の叡智を結集する形で長期的に存続していって欲しいと願っている。今や世界最大の規模となり、百科事典という定義そのものを根本から覆しつつあるウィキペディアが世界規模で、そしてそれぞれの地域で存続するにはいろんなアプローチが必要であり、私も一ウィキペディアンとしてだけでなく、作家あるいはジャーナリストの観点からその存続に貢献したいと考えている。

Ks aka 98さんとのお話で共通の認識が確認できた点は多くあったが、大きかったのはコミュニティの中にファシリテーター的な存在が少ないという点。ともすれば一般人から「ウィキ廃人」と揶揄されるような特殊な人々が熱心に編集を続けていくこと自体は何も悪いことではないのだが、書き言葉だけでコミュニケーションを円滑に進めることは人間にとって難しいことだと思う。ウィキペディアの編集の世界では多くのルールとマナーが存在し、ルールを全く知らない、あるいは守ろうともしないような新参者と常に対峙し続けなければならないことからくるストレスは相当なものだ。だから時折ともすれば辛辣に聞こえる「愛の鞭」が善意で参加しようとした一般人の心を傷つけることもある。また、編集者同士の軋轢というのも生じてくる。
みんなで和気あいあいと楽しくやっていければ、それに越したことはないのだが、人が多く集まるとなかなかそういう風にはいかないのは何もウィキペディアのコミュニティに限ったことではない。この点について、例えば編集者同士がリアルで集まる機会を増やせばいいという考えをもつものもいるし、ウィキペディアの世界はウィキペディアの世界で完結すべきだと考える者もいる。

また、私は常々コミュニティの存続のためには底辺のユーザーを増やしていき、「出世魚」的にそれらの中からレベルの高い編集者、あるいは管理者が登場するのが多様性の観点からもいいと考えてきたが、実際にはそれだけ新人編集者が多く入ってくればその分彼らの指導にあたる経験者のリソースも割かれることになる。しかも、苦労して天塩にかけて育てたところで、その編集者が長くコミュニティにいてくれるかどうかは分からない。 なんだか、大企業の人事部の苦労を見ているようだ。
これについては、ウィキペディアの編集に興味のある人々を集めて、経験者がワークショップのようなものを開き、啓蒙するというのも効率的だし、企業が抱える疑問点などについても誰かが講演などをして答えていくというのも一つのアイデアだが、基本ボランティアで運営されているウィキペディアだけに、そんなことをしていると編集者各自の生活が立ち行かなくなってしまう。このあたりはむしろ、私のような草の根ブロガーが抱える問題に近いといえるだろう(笑)

いずれにせよ、あちこちで話題になっている「ウィキペディアンの憂鬱」を執筆するにあたり、これだけ編集者の皆さんとリアルなつながりをもてたことは今回の日本出張の大きな成果であると感謝している。Ks aka 98さんは大のミステリーファンでもあるそうで、お粗末なミステリ「調」の私の文章をお見せするのが何とも心苦しく、全体の構想を改めて見つめ直そうと思った次第である。

D34 神田瀧夢さんとの再会

週末はほとんど外出せずに仕事をこなしていた。珍しく自炊なんかしちゃったもので、買い込んでいた食糧も底を尽かしたのでお昼ごはんを買いに近くのコンビニへ。

そこに一本の電話が。相手は同じLAの仲間で現在はテレビ朝日系列で放映されている朝の情報番組モーニングバードのレギュラー(水)を努めるなど、日本で大活躍している神田瀧夢(ろむ)さんからだった。以前から今回の日本滞在中に一度お会いできればと思っていたのですが、ちょうど少しお時間ができたということでランチでもとお誘いを頂きました。ということで、早々に買い物を終わらせて自宅に戻り準備をして山手線で正反対側まで。

神田瀧夢さんとのツーショット
貴重なコメントを寄せて頂いた近著 「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?

昨年はTEDXTOKYO、今年はG1サミットに続き、先日は東欧遠征にも行かれたということで、まさに世界を舞台に活躍されている瀧夢さん。前回お会いしたのはTEDXTOKYO 2010で、一緒にその後の二次会、三次会までいった時以来だから、1年ぶりくらい。あまりの忙しさのせいか、少し痩せられたように思ったが元気そうで何より。彼も私と同じ大阪の出身、岸和田と生野区といえば、何か共通するものがあるように思うのは私だけではないだろう。 雰囲気は少し違えど、両方ともかなり「熱い」街である (笑)

今日はご多忙な中、ランチをまじえて約二時間ほどお話をお伺いして旧交を温めさせて頂いた。日本での活躍や、震災復興への思い、世界進出に向ける思いなどをお伺いしていくうちに、やはり日本人がもっと世界で活躍していく必要があると感じました。そんな中で、やはり瀧夢さんはサムライスピリットという自伝で語られている通り、日本の旗を背負って世界で活躍している熱き日本人です。演技力とお笑いを武器に世界を股にかけて活躍している姿は素晴らしく、LAにいた頃とまったく変わっていませんでした。

とんでもなく忙しい中お時間を頂いただけでなく、ランチまでご馳走になってしまった。瀧夢さんの今後の益々の活躍を期待しています。Go Samurai Spirit!

意力は世界で活躍する熱き日本人を応援します!

D33 AAJA-LAの役員に就任

私はソーシャルメディアのジャーナリスト及び作家としてAAJA (Asian American Journalists Association) のLA支部に所属している。先月、このLA支部の役員(ボードメンバー)に空きができたということで、私も及ばずながら日本人一世として、そしてソーシャルメディアのジャーナリストとしての視点を供給したいということで立候補させて頂いていた。日本に長期出張してくる前の話である。

そしたら、本日同じくボードメンバーの一人であるJohn Sakata氏からメールが届いており、日曜日にLAで開かれた役員会にて私ともう一名の方の役員就任が満場一致で承認されたとのことだった。AAJAは権威のあるジャーナリストの団体で、LAのVPにはABC7で有名な日系人のアンカー David Ono氏らが就任している。そんな団体で、私のような者が役員を努めさせて頂くということに対して、感謝すると同時にアメリカにおけるソーシャルメディアの認知がどれだけ進んでいるかということを改めて認識させて頂く機会であった。

役員としての初仕事は10月に開催されるチャリティイベントのTrivia Bowlになるとのこと。それまでにはLAに戻っているので、楽しみにしている。
既存の役員会のメンバーはコチラ

週末はあまり外出せず、仕事をこなしていた。この件についてもしばらく時間が経っていたので、どうなっているかとは思っていたのだが思わぬ吉報で嬉しかった日曜日だった。

今秋に創刊を準備されているというSocial Media Life Japan という電子雑誌の創刊号(あるいは創刊準備号)に少し記事を書かせてもらうことになり、その記事を入稿がてら編集者の伊藤さんのインタビューを受けた。

SocialMediaLife
Facebookページもあるので、読者の方もぜひとも「Like」を!

話は電子出版とソーシャルメディアの親和性、環境問題との関連性(「持続可能な発展」と「多様性」はソーシャルメディアが成り立つためのキーワードでもある)、ネット選挙の可能性、そして「ソーシャル」の意味について。

ここで、私が話した社交ダンスとソーシャルメディアの関連性については興味をもって頂けたようだ(笑)
ソーシャルメディアが成り立つ上で実は一番大事なディスカッションはフェイスブックとかツイッターとかのプラットフォームの話ではなく、「ソーシャル」の部分についてである。
そして、この「ソーシャル(社交)」という文化はソーシャルメディアに関しては欧米の規範がもとになっている。この辺りでは文化論的なアプローチでソーシャルメディアを咀嚼する専門家がもっとでてきてもおかしくはない、それくらいソーシャルメディアの成り立ちは日本の社会の成り立ちにすら影響を及ぼす可能性があるのだ。

ところで、欧米的な「ソーシャル」の花形といえば従来は社交界、そこできらびやかに光る社交ダンスというのがある。
私が夫婦で最近社交ダンスを習っているということは、過去のエントリーでも述べた通りだが、ワルツやルンバ、スイングにタンゴといろいろ学んでいくうちに、西洋的な「社交」の意味がよく分かってくる。そこでどれだけ「マナー」や「エチケット」が重要なことか。それは例えば、ダンスする際にどうパートナーを誘い、リードするか、あるいは手をどこに置くかというプロトコル的な部分と、「紳士・淑女」とはどういう存在かということを学ばせてもらえる場でもあるわけだ。

これを考えるとソーシャルメディアがいうところのソーシャルはやっぱりソーシャルダンス(社交ダンス)のソーシャルである。エチケットが非常に重要だ。タンゴを踊ろうともワルツを踊ろうとも、ステップやターンを学ぶことは技量的な問題であり、大した問題ではない。練習すれば済むだけのことだ。
しかしあなたがエチケットを守れなければ、一緒に踊ってくれる人はいないだろうし、しっかりしたリードができなければあなたのパートナーはあなたを見限って他のパートナーのもとにいってしまうかも知れない。
「紳士・淑女」という観点から、一つ分かりやすい例を挙げよう。例えば、ダンスを練習する際に、パートナーを順番で変えていくというのがある。この際相手が例えどんな人物であっても、対等に扱うということが求められるわけだ。それを「紳士・淑女」という。相手によって、露骨に表情を変えたり、ダンスの手を抜いたりあるいはいきなり濃密にしたりするというのは明らかにマナー違反である。そして、誰かがルールを破るとダンスホールに不協和音が流れだす。これは現在ソーシャルメディアの世界で起こっていることではないだろうか?

折しも、日本ではあのワールドカップ決勝戦、最後のPKを蹴って見事なゴールを決める瞬間が幾度と無く流されていた熊谷紗季選手の「合コン」での暴露ツイートを巡る話題がネットを賑わせているところ。どうやら騒動の元になった人物はすでにアカウントも削除したらしい。優勝は国民的な慶事であったわけで、それに一気に水を差してしまうような格好になったこのニュースはあまり快いものではないが、やはりマナーは重要である。ツイッターでも原子力でも、例えいくら便利でも使い方を誤ればとんでもないダメージを与えてしまう。ツイートした本人が、本当に友人の友人だったのか、あるいはどこかの勢力から送り込まれた刺客(!?)なのかは知らんが、しょうもないことで折角の雰囲気を台無しにしないで頂きたい。もちろん当の熊谷選手にも脇の甘さという部分はあったろうが、本人も今頃痛烈に反省しているだろう。

ところで、この件に関して我らがキングカズがもっともなコメントで養護したと報道された。

【横浜FC】カズ擁護 熊谷は悪くない NikkanSports.com

キングいわく
「プライベートの飲み会だったんですよね。そういうの(ツイッター)で言ってしまうのがおかしい。本人が許可しているならまだしも。外に漏らす行為自体が考えられない。それが悪いんじゃないかな。(熊谷選手には)何の問題もないよ」

ごもっともである。しかし、この写真がスゴイ、ホントに王者の風格である。なでしこジャパンもいまや世界の女王になったのだから、慣れないだろうが世界の風格を身につけて頂きたい。世界はあなたたちのことを見ているし、世界中の多くの少年少女たちがあなたたちのことをロールモデルとして成長していくのだから。

そして、もう一度、
「感動的な試合をありがとう!」
苦境の日本はあなたたちのおかげで、とってもたくさんの元気を得ました。

<速報版>
全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤信一郎、以下、「ANA」)とAirAsia Berhad (本社:マレーシア、クアラルンプール、グループCEO:トニー・フェルナンデス、以下、「エアアジア」)は、成田空港を拠点とするLCC(ローコスト・キャリア)を運営する共同出資会社、エアアジア・ジャパン株式会社を設立することで合意した。

全日空、エアアジアと格安航空の合弁会社設立へ

ニューオータニホテル<鶴の間>で午後4時から開催された記者会見を取材してきた。

記者会見の模様

会見では普段のANAカラーとは異なりAIR ASIAの赤色一色。

両CEOとCAたち

エアアジアのCEO、トニー・フェルナンデス氏がユーモアたっぷりなスピーチで会場を沸かせた。コメントでは「家族」とか「結婚」などというキーワードが何度も登場するなど、両者の結託の決意がよく示されていたと思う。

エアアジアはASEAN地域で最大の路線ネットワークを構築しており、就航開始以来9年間で述べ1.2億人の旅客数を達成しており、ソーシャルメディア・マーケティングも積極的に活用している。(フェルナンデスCEOのツイッター@tonyfernandesには8万人を超えるフォロワーがいる)

実はこの会見中、フェルナンデス氏のスピーチがあまりに面白く、ANAのスタッフ数名の名を読み上げて謝意を示したのが印象的だったので、彼をフォローして、感謝の言葉をツイートしたのだが、会見中にも関わらずそれがRTされるというハプニングが。

RT

思わず、彼が会見中にブラックベリーか何かでRTしたのかと思い、後でANAの方経由でエアアジアの広報担当を紹介してもらい確認したら、どうやらマレーシアのソーシャル広報チームの仕業のようだ。(真相は不明) いずれにせよ、同社のソーシャルメディアへの取り組みの強さを示すとんだサプライズだった(笑)

価格としては、一般路線の半分から三分の一を目指し、初年度から積極的に黒字経営を目指していくという。
アメリカでもLCCといえばサウスウエストやJetBlue、そしてVirgin Americaなどが有名だが、この波がアジアでも拡大するために、日本路線の盛り上がりが不可欠かも知れない。日本にも多くの観光客を誘致して頂きたいところだ。路線は主に成田発着で、最初の就航都市がどこになるかはまだ発表できないとのこと。

質疑応答では先日ANAが出資設立した格安航空会社ピーチとのバッティングなどについての質問が飛び交った。
先日も787のイベントを取材したばかりだが、競争が激化する航空業界でANAが迅速で積極的な経営判断をしていることがよくわかる会見だった。

最後に、テレビ局や新聞社などの大手のマスメディアだけでなく、私のようなソーシャルメディア・ブロガーにまで、こんな大きなプレスイベントの招待を広げてくださる全日空のソーシャルメディアに対する取り組みに対し敬意と謝意を表します。

(オマケ)
ツイートしている SERENDIPITYofAさん

日本の長期滞在ももうすぐ30日というこの日、
E-Book 2.0研究講座 (第8回)のゲスト・スピーカー&パネリストとして参加してきた。
会場は青山一丁目駅程近くの会議室コネクト北青山EAST。台風で開催前はすごい雨だったが、それにも関わらずお越し頂けた参加者の皆様に感謝。

講演内容 (スピーカー)
「コミュニティメディアから世界へ-雑誌ビジネスモデルの再構築に向けて-」
・雑誌の資産/機能の継承をめざすビジネスモデル
・無償コンテンツとソーシャルメディア (小笠原 治 MEDIVERSE 代表理事)
アメリカの出版メディアの歴史についても言及する小笠原氏
まずは「デジタルリーディング」の習慣化を、というメッセージが印象的だった。

「欧米で拡大する無償コンテンツと関連ビジネス」
・拡大する無償コンテンツの実態
・無償コンテンツとソーシャルネットワーキング (鎌田 博樹 EBook2.0 Forum編集長)
無償コンテンツの例と意義について説明する鎌田氏

パネル討論「出版マーケティングとして見た無償コンテンツとソーシャルメディア」
・Web時代の雑誌生き残りへの課題
・無償コンテンツは雑誌を活性化できるか?
・ソーシャルネットワーキングから雑誌のビジネスモデルは生まれるか (立入 勝義 『ソーシャルメディア革命』『電子出版の未来図』著者)
出版をソーシャル化する

パネルディスカッションの様子

小笠原 治(MEDIVERSE 代表理事) モデレーター:鎌田 博樹

パネルディスカッションの前に、15分ほどで簡単なプレゼンをさせて頂いた。内容は「電子出版を社会化する」。
実はその前に行われた小笠原氏のプレゼンの内容が素晴らしく、ソーシャルメディアとアメリカの実情、出版と電子出版市場の趨勢などが見事にまとまっていたので、内容を若干変更して、ウィキペディアの説明に時間を費やした。というのも、ソーシャルメディアと電子出版という観点では、ウィキペディアが世界で最も進んだ媒体であり、それを学ぶことで見えてくる課題や可能性などがたくさんあるからだ。もちろん収益構造という観点ではウィキペディアは広告収益がなく、寄付のみに依存しているのだが、編集方針、フォーマット、ソーシャル化、持続可能な発展に向けて、など多くの課題を共有して、日本だけでなく世界のウィキペディア(あるいはウィキメディア)コミュニティで10年を超える建設的な議論と編纂活動がなされている。まさにウィキペディアを学べば、ソーシャルメディアと電子出版の未来が見えてくるのである。(筆者の講演についてのコメントを小笠原氏がブログで掲載されているのでよろしければそちらもご一読頂きたい)

ちなみに、日本の電子出版市場はいよいよ来年くらいからは本格化するのではないかという気がしている。やはりカギはキラーコンテンツ。私が学生の頃本多勝一氏らの手で「週刊金曜日」が創刊されて話題になったが、あれくらい話題になる電子雑誌がまずでてくるかどうかというのが日本では分水嶺になりそうな気がしている。というのも、日本でのタブレットの普及は目を見張るほどであり、WiMaxの利便性と共に、スマホ&タブレットのユビキタス環境が実現しつつあるのが見えるからだ。

私は常々日本のWiFiホットスポットの不便なのがネット社会の弊害だと思っていたが、WiMaxを含めた「どこでもWiFi系」のサービスが充実してきているのを見るにつけ、逆にアメリカよりも大きなポテンシャルがあるような気がしてきた。(もちろん国土面積の違いが大きい) 購読性で成り立つビビッドな電子雑誌は果たして二年以内に出てくるのか、そこに注目していきたい。そして、できたらそのコンテンツは世界にも通用するものであって欲しいなぁ。

電子出版→ソーシャルメディア→ネット選挙 の波がじわじわ近付いているのを感じる。何度も言うが、検証すべきカギはウィキペディアである。

超大型の台風6号が来るといって、スケジュールを調整して東京に帰って来たのだが、なんだかどこかへ行ってしまったようだ。

さて、今日はお昼に拙著「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?」で表紙に用いられた美しい写真を撮ってくださった佐藤慧さん(@KeiSatoJapan) とお会いした。

佐藤慧さんと新宿西口にて

佐藤さんを最初に見つけたきっかけは実は世界最悪の紛争地と呼ばれるコンゴを巡るツイートのやり取りだった。(現在東アフリカのソマリアが飢饉として認定されて悲惨な状態にあるようだが、コンゴはもっと前からレアアースやレアメタルといった天然資源の豊富さ故に略奪の限りを尽くされ600万人が死亡したとされている) 佐藤さんはザンビアでNPOの活動をされていたことがあり、それがきっかけでコンゴにも自ら足を踏み入れ、現地の状況を報道してきている。彼は何と1982年生まれの29歳!巷にこれだけ草食系男子が溢れる中で彼ほどすばらしい若者がいることは日本の未来にとって大きな希望だと思う。最近ではメディアへの露出も増えてきており、多忙な毎日を送られているようだが、穏やかな話しぶりとは裏腹に確固たる信念と独自の世界観を持っているのがよくわかる。(彼と同い年で学生の頃に出会っていたら、きっと毎日朝まで日本の未来について話しこんでいただろうし、若い女性だったらきっと彼のことを手放さなかっただろう(笑) 間違いなく日本の未来を支えていく出世株である)

私も20代の頃にエチオピアに3ヶ月ほど滞在していたことがあり、当時の体験は人生に大きな影響を及ぼした。自身がどれだけひ弱な存在かを思い知らされると同時に、必ずや何らかの形で貢献できるような人間になろうと密かに心に誓ったものである。佐藤さんの体験は私の体験より遙かに上をいっているが、苦労をし、凄惨な状況を目の当たりにしたものだけが感じられる世界というものがある。これは、いくら言葉で説明しようと思っても難しいものだが、少しでも似た様な境遇を通過した者ならその「心の共通項」をもって知ることができるのである。

拙著でも紹介したが、佐藤さんは陸前高田市で母上を津波によって失われている。そんな彼の口からでてくる復興への思い、そして新たに勃発している被災地のトラブルなどは聴く者の心を打つ。仮設住宅に入ると支援を打ち切られるということで、入るのをためらう方が多かったり、経済的基盤を無くした者にたかる消費者金融があったり。。。そして、日増しに数が少なくなるボランティア。いよいよ海外のボランティア団に支援を要請するようになったという。

まだ私も被災地入りしていないのだが、気持ち的に「手ぶら」でいくわけにもいかず、機会を伺っているところというのが現状。もっと力をつけなければ。。。

さて、そんな佐藤慧さんを含めた若手の写真家6人が共同で写真展を開いている。

コニカミノルタプラザ企画展 Sign 写真家たちの311
開催期間: 2011年8月2日~11日
開催時間: 10:30~19:00 (最終日は15:00まで) 無休・入場無料

8月7日(日)には写真家6名のトークショーも催されるという。(14:00~15:00)
出展者(敬称略)
今村拓馬 (1980年生)
佐藤慧 (1982年生)
渋谷敦志 (1975年生)
關口寛人 (1984年生)
安田菜津紀(1987年生)
山内浩 (1974年生)

*何と一番年長者の山内さんで私と同い年。若手ばかりで素晴らしい。皆さんがブログや自分ドメインの公式ページ、ツイッターなどで積極的にソーシャルメディアを使ってパーソナルブランディングをしていらっしゃるのもいい。ソーシャルメディアは財力や知名度のないフリーランスの活動家にとって強力なツールである。

意力は世界を支える情熱と生きがいをもった若い世代を応援します!

是非ともご家族でご訪問頂きたい。

祝 なでしこジャパン大勝利!

日本女子サッカーチームが見事やってくれました!

なでしこ世界一=PK戦、米国倒し偉業-沢MVP、得点王・サッカー女子W杯

なんともめでたいですね。これまで世界最強の名を欲しいままにしていたアメリカチーム、今回は相当へこんでいることでしょう。
後半最後の方からの観戦になってしまいましたが、延長で追いついた時はすごい底力を感じましたね。

NY Timesにも早速取り上げられてました。
Japan Battles Back to Win Women’s World Cup – NYTimes.com

おめでとう、なでしこジャパン! ! 今日の日本は貴女たちのニュースでもちきりです ^^
震災から暗いニュースが多かった日本に、なんとも華やかな吉報が届いてよかったですね。

ここ数日、ツイッターでウィキメディアあるいはウィキペディア(あるいはWikiwikiWeb)のコミュニティの方々とやり取りしていたのをご覧になられたことも多いかも知れない。
(今回は恐らく初めて、自分のTogetterトピまで立ち上がったくらいで、何となく有名人な気分 笑)

私は物書き、ソーシャルメディアの専門家の見地から、自身が高く評価するウィキペディア、あるいはウィキメディア財団の全プロジェクトに対して、その日本版でも末永く繁栄して欲しいと心から願っている。しかし、そのためには「ウィキペディアは誰のものか?」という議論を継続してしていかなくてはならない。
私の回答はとっくに決まっている。それは「ウィキペディアは未来の人類のために」である。そこで、また環境学の大命題「持続可能な発展」がでてくるわけである。このSustainable Development というコンセプトは、例えば企業にとっても、あるいは一家の家計にとっても(その点では往年の名フレーズ「明るい家族計画」というのがあるが 笑)重要なことだ。
では、この持続を可能にするためには何を考えればいいのか、それがスタート地点だ。そして、そのために私が自身の経歴やスキルなどを通じてできることというのは大きく分けて二通り、それは1 インサイダーとしての活動 (ウィキペディアを編集したり、翻訳チームなどのプロジェクトに入り貢献していくこと)、そして2 外部の専門家としての活動(ウィキペディアンの憂鬱のような作品を書いたり、セミナーなどで直接ユーザーや企業に対してウィキペディアの存在意義と抱える課題などについて解説と啓蒙を試みること)である。
ウィキペディアが未来に向かって生き延びていくためには、ユーザーの底辺からの底上げが必要だと考えている。層をもっと厚くしていかないと、管理者の数もどんどん減っていくだろう。(1万人とも言われるアクティブな編集者の数はそう大きく減らないだろうが)

この点で、やはりウィキペディアを直接編集している方々、特に管理人の皆さんと直接的な対話をしていくことは必要不可欠であると考えた。また私としても、自身の執筆活動に関してコミュニティの皆さんに間違った理解をして頂くことは望んでいない。適切な批判や建設的な意見があれば、それらをどんどん自身の視点に取り込んでいき、いいものにしていきたいと思っている。それらのコメントが私の考える上記の「持続可能な発展」にマッチする限り、である。

しかし実は日本のウィキペディアンの方々は多くが匿名で活動をされており、身分を明かされていない方がほとんどだ。(ちなみに、私も自身のウィキペディアンIDは公開はしていない ご存知の方はご存知だが、敢えて公開というスタンスは取っていないのでご理解頂きたい) そんな中でも数少ない団体の中に「関西ウィキメディアユーザー会」という有志の団体がある。今回は、ツイッターでのやり取りがきっかけになり、この会の方々にお会いするために京都で開催されたオープンソース系のコンファレンスOSC(今回の正式名称はオープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kyoto)を訪れてみた。大阪から京都に一人で移動したのは久しぶりだ。
(ちなみに旅のお供はもちろん東野圭吾だ、仮面山荘殺人事件を読んでいたが往路だけで読み終わってしまった)

会場の風景
会場の風景
ワードプレスのブースには、先日Weekly CMSでプレゼンをされてたユリコさんの姿が。

そもそもオープンソースのコンセプトはアメリカの特に理系の間ではかなり成熟してきているが、一般的な文系人間にはなかなか理解するのが難しい。ウィキペディアはMozillaのようなオープンソース系のプロジェクトと比べると仕組みがやや異なるが、ウィキペディアレボリューションを読むと、オープンソース系のプロジェクトはインターネットの成熟過程で必然性をもって生まれてきたような感がある。この点で、このようなオープンソース系のコンファレンスがオープンソースそのものの普及と啓蒙に努めるというのは、ウィキメディアのコミュニティにとっても間違いなくプラスであろう。
(ということで、ようやくなぜウィキメディアユーザー会がこちらに出展されているのかを理解できた次第。会場には若い学生なんかのウィキプロジェクト信奉者がたくさん詰めかけて、バッジをもらったり質問をしたりしていた。コマンドのチートシートが大人気だったのはさすが)

関西ウィキメディアユーザー会のブース
関西ウィキメディアユーザー会のブース
テーブルの上にはウィキペディア10周年記念のバッジやスティッカーが。

会場では関西ウィキメディアユーザー会のメンバーの方数人と歓談することができ、非常に有意義なディスカッションの場がもてたと思っている。
会合は二日(金・土)で行われたが、二日目は仕事の都合で参加できなかったのだが、代わりに後日梅田で三人のコミュニティメンバーの方々と茶話会の場を設定頂き、そこでもいろいろディープなお話をお伺いすることができた。「憂鬱」に対して、その必要意義を再認識すると同時に、アプローチの手法についてはもう少し練りこんだほうがいいような気がし始めた次第である。みなさんどうもありがとうございました!

いよいよLOHAS TALKも最終日。ソトコト編集長の小黒一三さんとの掛け合いも今晩が最後。小黒さんは本当にトークが巧みで、本質的な質問を鋭く尋ねてくるので気が抜けなかった。(人物的にはとてもフレンドリーな方だが)

小黒氏との記念撮影

最終日の話題は環境ソーシャルメディア。ここではうまく説明できなかったが、iGreenが目指す環境ソーシャルメディアの世界というのは単に自然に関する画像を提供したり、コメントを共有するというものではなくて、地域性やマイノリティの視点などに根ざした多様な意見を広く世に広めていくためのプラットフォーム。

私が大学で学んだ環境学の二大キーワードといえば「持続可能な発展 (Sustainable Development)」と「多様性」の尊重。
「個」の発言が取り上げられ、その情報発信が増幅されて一瞬で世界に伝播していくプラットフォームであるソーシャルメディアと多様性を重んじる環境問題の親和性は非常に高い。

(*尚、この5日分の放送はポッドキャストで聴くことができます。リンクはコチラ

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  • 神奈川県警察本部長: 私も全く考えた事なかったけど、今日10。月16日のアタ...
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  • will: ご訪問ありがとうございます。...
  •  : 真相はこれっぽいですね。 http://gizmodo.com/5838845/...



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