Archive for 8月, 2011

今回の日本出張で、大変興味深かったのはテレビ業界にいらした方、それもパーソナリティやらキャスターをされてた方がソーシャルメディアの番組に出演されているのに出くわしたことだ。裏方ならいざ知らず、現役でテレビに出演されている方々やテレビで冠番組を持たれてたような方々がソーシャルメディアに進出されているというのは、何とも希望的な話だと思った。

具体的に私がお会いしたのは3人で、それぞれの皆さんの番組に参加させて頂いた。さすがにテレビに出られている方というのは個性的で何より「ビジュアル」に対する意識が徹底している。その点、どうしても外見に無頓着な私は見習うところが多いのだが。。。まぁ、テレビ向けの容姿でないことは十分に分かってるつもりなので、その辺は無理しないようにしている(笑) 何しろ、「どじょう」をキャッチフレーズにする政治家が頑張って総理大臣になっているような時代なので。(外見に対するコメントをされていたのには親近感が湧いた。あとあの声もいいと思う。他はまだ未知数なのでノーコメントだが)

小倉淳さんは先のエントリーで説明したJPLIVE.TVというソーシャルメディアチャンネルを独自に立ち上げられているし、堤信子さんはUstのたくひろナイトでお気に入りの文房具に関するテーマでコーナーを持たれている。

で、白沢みきさんの方はというと、拙著「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?」にもコメントを寄せて頂いたLA在住のコンサルタント鈴木典子さんと一緒にSS Talkという番組を立ち上げられている。二本収録してきたのだが、その最初のものを下記にご紹介します。

英語教育はこれまでにもZEN ENGLISHシリーズで手がけてきたのだが、やはり動画での説明のほうが分かりやすいという方も多いのかも知れない。
貴重な機会に感謝である。

番組は毎週水曜日に更新されているようだ。ご興味のある方はぜひとも購読登録して頂きたい。

帰国

2ヶ月に及ぶ出張を終えて、無事にLAに到着。
やっぱりこちらの天気は最高だなぁ、と。

久しぶりに家族に対面、子供たちが大喜びしてくれて感動しました。不在期間をずっと支えてくれた妻にも激しく感謝。
週末は家族とゆっくり過ごすことにしよう。

先日つながるセブンでご一緒させて頂いた小倉淳さんは、ウルトラクイズの頃から存じ上げていたが、まさか一緒に仕事をさせてもらうことになるとは夢にも思っていなかった。<小倉淳さん公式サイト

つながるセブン収録後の打ち上げでソーシャルメディアの可能性に意気投合した後、築地に彼が立ち上げた新しいスタジオを見学に行って打ち合わせること数回。
小倉さんが今回立ち上げたJPLIVE.TVの可能性に希望を感じたので、微力ながらお手伝いさせて頂くことになった。

JPLIVE.TVは世界に向けて日本の素晴らしさをアピールするメディアハブとなることを標榜している。アメリカでも、(少しサブカル寄りになるが)POPJNEOが同じようなゴールをもって、ウェブ雑誌として運営されていてそちらもちょくちょくお手伝いさせて頂いているのはこれまでにも伝えてきた。POPJNEOが写真と視点でアピールするなら、JPLIVEは語学力と映像力での勝負というところだろうか。小倉さんは言うまでもなく、テレビ界の大ベテランであり経歴も華々しいものをお持ちだ。その小倉さんが何故ソーシャルメディアの世界に目を向け、そして自分でスタジオまで設立してやっていこうという気になったのか。そういう部分をインタビューでお伺いしてみた。(動画はまだ編集済みのものが上がってきていないので上がり次第掲載する)

私自身、ソーシャル系の番組に出たのは今回の日本出張中に参加したたくひろナイト(Ust)が初めてだったのだが、実際に出演してみてその可能性には大きなものを感じていたところだった。一人ではなかなかできないことが多く、アメリカでは自分の番組をやろうと思っても苦戦したのだが、やはり餅は餅屋。映像に特化した方々が動けば、こうもうまくいくものかと思わされた。私は常々電子出版とソーシャルメディアが車の両輪であるという話をしてきているのだが、紙での読書がデジタルリーディングになるには大きな習慣の変化と何よりデバイスが必要になるのに対して、テレビからストリーミング放送(あるいはアーカイブ)つまりPCでの試聴になるにはそれほど大きな変化を必要としない。コンテンツが育つには、テレビ界で活躍してた方々の協力が欠かせないと思う。何故なら、やはり彼らはその道のプロだからだ。移り映えが違う。そして、彼らがいるだけで他の人が素人でも俄然画面が引き締まるのである。(何を今更、とおっしゃる方も多いと思うが私は今回つくづくそのすごさを感じさせられた)

だからネットでのソーシャル番組の視聴がみんなの習慣となる日もそれほど遠くはないと思う。だからといってもちろん、すぐにテレビが死ぬとかそういう話ではないと思う。(詳しくはテレビは生き残れるかをお読みください)つまり、しばらくはお互いの併存期間が続くだろう。後は育ったコンテンツが多くの視聴を集めること。ここが一つのベンチマークになると思う。というのも今のテレビ業界は「視聴率」という極めて明確な数字に依存しているのだが、この数字の裏付けがどれだけ信用できるかというともはや疑問点だらけだからである。(誰かネットを各家庭の全てのテレビにつないで、実勢の視聴率を測定する技術を創りだしてくれないだろうか)先日の孫さんと掘さんの原発対談を見ても、通常のコンテンツでは同時視聴は2万いったらいい方。NHKなどの報道もので10万~20万くらい。(*注 8月29日の民主党総裁選挙では15万くらいまで伸びた)もちろんこれはテレビがこれまで訴えてきた数字からすると遙かに小さい。

しかし、「有効視聴率」なるものを考えるとすれば、いわゆる「ながら視聴」が多いテレビに比べてネット番組のほうが遙かに注意を惹いていると思う。
だから実際のネット番組だと同時視聴1万でかなりのお化け番組、アーカイブで6桁いけばゴールデンタイムなみ、そういう理解があってもいいのではないだろうか。
もちろん、多くのネット番組はここまで行くことはなく終わってしまう。さすがにアーカイブの視聴が3桁では広告主はつかないし、4桁でも難しいだろう。
ではどうすればソーシャルメディア系の番組が知名度を得ることができるのだろうか。
(これに対する私なりの解答ももっているのだが、それはまた後日にして)

そういう疑問を抱えつつも、今あるテレビ業界の閉塞感に危機を感じている方々も多いはずである。今後そういう方々がソーシャルメディア業界に流れてくれば間違い無く面白いことになると思う。例えばアメリカではYouTubeが全盛の時期というのがあった。これを支えていたのは、ハリウッドに代表されるような映像業界の人々の技術やもともと出たがりの国民性、いわばスター意識をもったプレイヤーの存在だった。日本にはこれらがなかったので本格的なYouTube時代が来ず、代わりに日本風の「ニコ動」全盛時代がやってきたのだ。だから今回の波を感じた時に、ふと、Ust とYouTube 全盛時代は小倉さんのようなテレビ業界上がり(と言っていいのかどうか分からないが)の方々によってもたらされるのではないかと思った。そして、日本にたくさんある素晴らしいコンテンツ、それは人であったりモノであったり、サービスであったりするかも知れない、そういうものを海外に発信したい。何とも「開国派」を自認する私にぴったりのプロジェクトだ。

ということで、映像でのトークは本当にずぶの素人の私ではあるが、一肌脱がせて頂くことにした。これからもいろいろバックエンドのほうでもお手伝いしていきたいと考えている。

JPLIVE.TVの小倉淳さんと

小倉さんはBBCでもお仕事をされていたので、英語が堪能なのだが、彼の息子さんの方は何と日本人にして英語がネイティブ、レベルの高いバイリンガル(セミリンガルとは違うという意味)で、かつ中国でも勉強してきたということで今後コンテンツは最低日英中の三ヶ国語で配信していく予定とのこと。

w/ Shinnosuke Ogura

慎之輔君の方とは英語でのインタビューを収録させて頂いた。

コンテンツとしては毎月一回(第三日曜日)開催されている築地本願寺前の朝市の様子を配信することから始められているようだ。築地といえば、マグロの競りを見に多くの観光客が世界中から詰めかけることでも知られている。スタジオも築地にあることだし、うってつけのコンテンツではないだろうか。

JPLIVE.TVの今後の動向については当意力ブログでも全力でお伝えしていきたいと思う。乞うご期待!

意力ブログは世界に日本の良さを広めていくメディアや企業を応援します

今日は今回の日本出張最後のイベントであるアカデミーヒルズでの講演がある日だった。
Dカウントも60を過ぎて、もう2ヶ月も日本にいることをしみじみと実感。

アカデミーヒルズは去年参加したMIT-EFJのビジネスプランコンテスト以来。

当日のイベントの情報

ライブラリーメンバーはリテラシーが高い方や向学心の旺盛な方が多いとのことで、少し硬めの話も追加した。CODEの著者レッシグの提唱したサイバースペース上の4つの制約条件を、私なりにソーシャルメディアの世界に転用して考えているというお話。

ソーシャルメディア上のルールとマナー

レッシグは市場、テクノロジー(コード)、規範、法律の4つの制約条件があると説明したが、ソーシャルメディアは基本的に「フリーでオープン」なものなので、市場の制約条件つまり価格は当てはまらない。

その代わりに私が重要視しているのは、リアルの世界での法律とは異なる「ルール」の存在である。
これは、例えばYouTubeに溢れる動画や、ブログに掲載されている画像を見ても分かるように、(既存の、あるいは旧時代の制約であるところの)法律には厳密にいうと抵触するが、慣習的に看過されている部分である。もちろんこれらはグレーゾーンであり、フェアユースの認められにくい日本では場合によると完全に黒なのだが、実際にそれらに対して監視が行き届かなかったり罰則が適用されにくい、しかし度を過ぎるとやはりルール違反となる。(ちなみに私はこないだの某民放局に対する電凸騒動は完全にルール違反であると思っている。あれの多くはただのいたずら電話だ)

ソーシャルメディアを利用する際には、これらのいわゆる「暗黙のルール」を理解して振る舞うことが重要である。そして、もちろん情報の受発信者同士であるユーザー間でも最低限の礼儀を尽くす必要がある。

ではこれらの「ルール」と「マナー」が守られることとどうなるか? 一言でいうとそれは議論の成熟を意味し、メディアそのものの存在意義が認知されるということになる。そうして初めて、その外側にある法律や社会に影響力をもたらすことができるのである。スポーツや格闘技は、ルールが厳しければ厳しいほど面白い。そうしてこそ、戦う者もジャッジもスキルを上げていくことができるのである。
(私見だが、格闘技の中でも最も完成された形態の一つはボクシングだと思っている。しかし、ボクシングはあまりにも制約が多いため、トップランカーといえど、異種格闘技戦だとボロボロになる。相撲も同様。しかし、それはそれで構わない)

既存のソーシャルメディアでいうと、2chの掲示板は残念ながらこの「ルール」と「マナー」が守られない場であり、よって社会的な認知は極めて低い。反対にウィキペディアはかなり厳格なルールと確固たる管理コミュニティが存在することで、ソーシャルメディアの中ではかなり熟成された議論が存在する場である。(もちろん幼稚な議論や悪戯も多いが、それはフリーである限りつきまとう問題である)今、この点で端境にあるのがツイッターだと私は思っている。日本語は英語に比べて140文字で伝達できる情報量が多いため、日本のツイッターでは余計な喧嘩も多いと感じる。これは、一般的な機能としての「情報」と「センチメント」の伝達に加えて、日本語では「コンテクスト」が伝達できてしまうからではないかと思っている。当然、それによって伝えられる内容も深まるし、逆に読み違いによるトラブルも起こってしまう。

講演風景+宣伝(笑)

講演時間は1時間、質疑応答に30分でその後は歓談と名刺交換の時間。講演後のアンケートで「もっと話が聞きたかった」という声が多かったのは嬉しい限りだ。

講演のテーマになった近著「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?」はソーシャルメディア革命に比べると立ち上がりが遅かったようだが、今回このようなイベントをたくさんもてて、あちこちでプロモーションできたので少しは挽回できたかも知れないなぁ。

講演後はディスカヴァー21のスタッフの皆さんと打ち上げ。今日の私にとっての最大のヒットは実はディスカヴァーの社長室のOさんが私と同じ高校の同じ国際科の後輩だったということを発見したことだった。世の中狭いなぁ。(参加した皆さんがやたら高学歴だったのもびっくり。私は日本の受験では見事な落伍者だから、少し気が引けたのはここだけの話 笑)

あっという間に帰国まであと4日となってしまった。明日のアカデミーヒルズでの講演が、パブリックの場では最後のイベントとなります。

ブログの更新を怠っている間にはや2週間。もちろん、その間のエントリーについてもこれからどんどんアップしていきたいと考えている。
今日は東京で過ごす最後の日曜日、午前中は物思いにふけりながら、新しく書き始めた意欲作のブレストや資料調査など。
ずばり、この本のテーマは「インターネットの誕生と資本主義の終焉」である。 ITと環境という独自の視座から、政治や経済、メディア論や宗教にいたるまでを網羅していきたいと考えている。新書はなかなか代表作になりにくいので、できたら単行本で出して、読んだ人を感動させる、そんな本にしたいなぁ、と。
どちらかというとアカデミックな本にしようと思っているので、いくつかの古典的作品(プロ倫とか空想から科学へ、資本論など)にも触れながら、環境本(とりあえずレイチェル・カーソンとゴア)、経済本(アダム・スミスや稲葉振一郎)、IT本、そして思想書や文化論なんかにも触れていこうかな、と。とりあえず資料を20冊ほど集めたが、終わる頃にはたぶん100冊くらい読むことになりそうですね(苦笑)

この本を書いていく中で、少しフォーカスを絞って学んでいきたい方たちがいます。これまであまり興味、というか接点がなかった方々。東浩紀さんや山形浩生さん、稲葉振一郎さん、レッシグ。浅田彰さんとかチョムスキーは過去にももちろん読んだことあったけど、改めて学び直しということで。宮台さんや宮崎哲弥さんあたりは、そうですね文化論の部分で触れる程度の内容に遭遇すればという感じでしょうか。渡米してから和書をまったく読まなかった時期がしばらくあったので、思想的にはどうやらがっつり空白になっている時期があるらしい。
とりあえず現在「ニッポンの思想」(佐々木敦著)を読みながら、もろもろリカバリーしているところです。でも、難しいことを難しいまま理解しようとしていた昔とは違い、「難しいことを分かりやすく」理解し説明しようとすることに主眼をおくようになっている自分を発見。どうやら大人になったようです(笑) 昔から「机上の空論」は大嫌いで、やはり現実に即していないと語るに値しない、そう思っているのですがその傾向は強くなっている様子。

そんな中、この「ニッポンの思想」で面白い箇所を発見したので紹介したいと思いました。それは浅田彰と東浩紀が対談している箇所(p.300-301)
ちょっと長いがママ転載で

浅田さんと僕とで意見がただ一つ異なるのは、浅田さんは、良いテクストはどこかにポンとあったら誰か読むだろうっていう話なんですよね。
浅田 いや、読まないかも知れない。それは仕方がないでしょう。
読まなかったら、事後的に見ると単に消えたものですよ。
浅田 消えても仕方がないでしょう。
それはある種のニヒリズムなのであって、書きたい僕としてはそういう立場を取るわけにはいかないですよ。
浅田 僕はニヒリストであると自認するけど、誠実にやろうと思ったら、まじめに書いて、後は海に流すしかないと思いますね。
だから、僕はまじめに書いてますよ。
浅田 だから、それでいいじゃない?
僕はそうしているわけです。それで、プラス・アルファのこともやっている。それで誤配可能性が高まるんだったらいいじゃないですか。
「いま批評の場所はどこにあるのか」

「誰もいない森で木が倒れたら、その音はしたのかしなかったのか?」という禅問答を彷彿とさせる内容だ。佐々木氏はこれについて両者に齟齬があると書いているが、これを齟齬とみなすのかどうかについては意見が分かれそうな気がする。むしろ齟齬になっているのは「良いテクスト」の部分である。浅田氏がいう「良いテクスト」は人に読まれる文章であり、東氏の「書きたい」コンテンツは必ずしも「良いテクスト」ではないかも知れない。が、ソーシャル時代にあって、良いテクストをネット上に配信したら、勝手に耳目を集めるという見方もできるし、その効果を最大化するには配置する場所をしっかり考える(誤配可能性が高まる)という工夫も必要になるという考えも正しい。

とあるウィキペディアの管理者と話した時に、実はコミュニティは「ウィキペディア」自体が何らかの形で「持続可能な発展」を遂げることができず、不慮に閉鎖されてしまうということも想定しているという風にお伺いした。年々増大する一方のコンテンツを支えるためには、相応の予算が必要であり、完全に寄付で賄われているウィキペディア(あるいはウィキメディア財団のプロジェクト全て)が必要な金額を集めることができずに「倒産」に追いやられるということも十分に考えうるわけだ。そしたらコンテンツはどうなるのか?
この管理者の方いわく、だからこそ「フリー」であることに意義があるのだという。つまりネットの住人がその気になれば、「自分たちのリスクで」それらのコンテンツを保護することができるということだ。(すでにWeblioのように自動でウィキペディアのコンテンツをコピーするようなサービスも存在している) しかし、存在意義がない、つまりパトロンを見つけられなかった記事については消えてしまうかも分からないし、コンテンツが改編されていくかも知れない。考えるべきは時間軸で、例えばウィキペディアが1週間後に消滅するから、コピーしてくれ、とお願いするのと、24時間以内に!というのでは対処できる人間も必要なリソースも変わってくる。ツイッターのようなソーシャルメディアツールの素晴らしいところはリアルタイムの情報拡散性である。

ソーシャルメディアはもっともっと掘り下げて研究されるべきテーマであるし、その文化的な意義についても理解したいと考える読者が増えていってくれることを願っている。
などというメッセージを今日も瓶に詰めて、ウェブの大海に放り投げてみる次第である。

アンチが見た資本主義

面白い画像をウィキペディアで発見。

資本主義についての本を書こうとしていて気づいた発見だが、実は資本主義なんて共産主義のような哲学をもってたわけじゃないんだろうな。
70年代以降の環境意識と人権意識の高まり、そしてインターネットの進歩が40年かけて資本主義の次のフレームワークを人類に模索させることになったのだろう。
国家という枠を超えた「共存主義」のようなものに移行するのだろうか。徹底的に考えてみたくなった今日この頃。

今さらだが、資本主義について一番明確で有名な定義をしたのは実はマルクスだったというのは何とも逆説っぽいな。

先日の慶応大学ジョン・キム先生との対談イベントにお越し頂いた某大手広告代理店のKさんのご招待により、勝間和代さんと、ビジネスパートナーの上念司さん、そしてジョン・キム先生、ディスカヴァー・トゥエンティワンの干場社長という早々たるメンバーで行われた夕食会に参加させて頂きました。場所は霞が関の某中華レストラン。普段あまり用事がない場所なので、予定より早くついたにも関わらず、目の前でぐるぐる迷ってしまう。(方向音痴は自他共に認める世界クラス)

この会は「夜に、和やかに、楽しく、やわらかく過ごす会」ということで、「夜和楽会(やわらかい)」と名付けられたそうです。
私のゲストも一緒にお連れしたりして他にも多くの個性派の方々が募った会食となったが、中でも隣席となったザンビア大使館にお勤めのHさんとのアフリカ話に花が咲いた。私が97年にエチオピアに滞在した時期とほぼ同じ時期に彼もエチオピアにいらしたという。(ちなみに、日本ヒューマン・ライツ・ウオッチ代表の土井香苗さんは当時エチオピアから独立したばかりの隣国エリトリアで憲法起草に取り組んでおられたそうで何かの縁を勝手に感じてます)

勝間さんのことはもちろん、よく存じ上げていたし著作も何冊も読ませて頂いてるので、直接お会いできたのは嬉しかった。普段国内にいない私は勝間さんがテレビで話すところなどを見たことがなかったので、喋るスピードが結構速いのに驚いた、と同時に共感が(笑)立場がある方なのに、気さくな態度で私のような者の話を聴いてくださったのには頭が下がる思いでした。

下は記念撮影。イニシャルにしても、顔映ってたら誰がいるのかバレバレだな、まぁ勝間さんのフェイスブックで公開されてた写真でもあるしいいか(笑)

 「夜和楽会(やわらかい)」8月22日

週末は本当は大阪に帰る予定だったが、いくつかの用事が東京で入りそうになったので急遽キャンセルした。
その中の一つが津田大介さんとの会食だった。先日JAM THE WORLDでお会いした時に口約束していた会食だったが、何とか実現して嬉しかった。
何しろ最近の津田さんは見るからに多忙を極めているのは火を見るより明らか。まさにソーシャルメディアの寵児として、あちこちのメディアや講演、トークイベントなどに引っ張りだこのようだ。

この日も2つのイベントをこなされていたのをツイッター上でチェックしながら連絡待ち。何度かの変更を経た末、小雨の降る中恵比寿で行われていた津田さんのトークライブの会場に向かうことになった。(相変わらずの雨男ぶりだw)

まだ津田さんが中にいたので、会場の受付の方に所在を尋ねると怪訝な顔をされる。まぁそうでしょうね、怪しいし(苦笑)
他にも津田さんが何人か呼ばれてたので、計6人くらいで楽しい会食となりました。(テレビ局関連の方がいらしたので、面白い話がいろいろあったのですが、さすがに書けない)ツイッターで津田さんに会食中とつぶやかれただけでフォロワーが一気に増えるあたり、さすがフォロワー18万人、Klout日本最高(世界でもトップクラスだが)のインフルエンサーだと実感させられました。後ほど『ウェブはバカと暇人のもの 』の著者中川淳一郎さんが会食に参加され、彼のツイッターIDがツイートのネタに(IDはご存知の通りです 笑)

津田さんは73年生まれで、私より一歳上、どうやら中川さんも同い年らしい。また、先週対談したばかりのジョン・キム先生も同い年で津田さんと親交が深いという話。個人的には72年~74年の第二次ベビーブーマーは過酷な受験競争などを一緒に戦ったという点で何か親近感あるんですよね。まさに昨日の敵は今日の友。(ちなみに私は日本の受験は中・高・大で延べ30校くらいに出願したと思いますが、合格したのは1.5次で受かった大阪桐蔭高校と通うことになった住吉高校だけ。完全な負け組ですんで、敵ですらなかったことだけはお断りしておきます)みんないいお兄さんという感じです。個性的な方は大好きですね。
個人的には、津田さんとジョン・キム先生をダボス会議のYGL(Young Global Leader)にメディア部門で推挙させて頂きたいと考えています。年齢的にもまだギリギリセーフ。(YGLは任命時に40歳以下であることが条件)

他の方の許可を得ていないので、写真は掲載できないが一枚だけツイートしてみた。津田さんがそばを食べてる、それだけのツイートでした(笑)
津田さんからソーシャルメディアの話、フジテレビの騒動についての見解、他のインフルエンサーの皆さんに対する思いなどいろんなお話をお伺いできて楽しかったです。そしてそばも美味しかったです!

(*中川淳一郎さんは22日のアカデミーヒルズでのイベントにもお越し下さりました。ありがとうございます!)

今日はケーブルテレビの番組、「つながるセブン」のつながる解放区というコーナーに生出演してきました。
時間にして10分弱ほどでしたが、大変楽しい体験でした。

生放送は7時からだったが、リハーサルのために5時に控え室入り。
控え室に名前が!

意力ブログのインターンの渡辺君と一緒に台本見ながらリハーサル
リハーサル風景?

台本にはいくつか簡潔に答えるのが難しい質問があったので、それなりに準備していたのですが本番では小倉流トークでいい意味で期待を裏切られました。
話すのはゆっくりになるように心がけたのですが、視線などが気になりましたね。初体験では学ぶことは多いです。

司会の小倉淳さん、奥山ひなさんらと

放送後、丸の内で食事会をして、ネットとテレビの未来についてどっぷり語り合いました。最近お会いしたテレビ関係者の方々はみなソーシャルメディアの可能性を強く感じておられるのをみて、刺激を受けることが多いですね。紙と電子というまったく別のフォーマットへのユーザーエクスペリエンスの移行をしなければならない電子出版では、まずはデジタルリーディングという習慣をユーザーが身につけなければいけませんが、テレビからUst あるいは YouTube などのストリーミング番組に移行する際にはコンテンツは両方共デジタルであるという点で大きな習慣の変化は必要とされません。あとはコンテンツの質が一般人に馴染みのあるものであれば、一気に心理的抵抗感も払拭されるということで、テレビで馴染みのある人物が番組を始めるというのはかなり有効なアプローチだと思います。

あとはテレビ上の「チャンネル」体験をネット上の「クリック」体験に移行することが大事なわけですが、この点はアップルがアップルTVを、グーグルがグーグルTVを通じてやろうとしていることであり、日本ではまだ浸透していません。昨今爆発的に普及してきているスマートフォン上のアイコンとしてこの「チャンネル」体験を持ち込めるかどうかが、一つのターニングポイントになると思いますし、キンドルのミリオンセラー作品のようなマグネット的なコンテンツの登場が分水嶺になるんでしょうね。ライブで5桁、アーカイブで6桁の数字が取れるようなお化け番組がでてくれば一気に流れは変るのだろうか。。。 などとテレビの未来に思いを巡らせた一日でした。

イベントは二部構成

まずはそれぞれの講演。
私の講演でソーシャルメディアについての概略と震災の件について。

次に慶応大学のジョンキム先生がソーシャルメディアの社会的・政治的意義についての解説
キム先生の講演風景

それにしてもキム先生は驚くほど日本語の講演がお上手である。それが本職ではあると分かっていても感心する。話し方も丁寧でわかりやすい。私が第二言語の英語でこれくらい上手に話せるかどうか、と自問自答してしまった。(ところで、キム先生にとって恐らく日本語は第三言語なのでは!? それならなおさらスゴイ。私は韓国語で講義なんてできません 汗)

各自の解説が終われば、パネルディスカッション、そして質疑応答、となるはずだったが、モデレーターの干場社長により、この二つは一つにミックスされたような格好に。

パネルディスカッションの風景

イベントのあとはサイン会。
サイン会の様子

イベント終了後にキム先生、干場社長との記念撮影
イベント後の記念撮影 ジョン・キム先生と干場社長

当日の様子はディスカヴァー社の公式ブログでも取り上げられている。

お越し頂いてありがとうございました!次回は8月22日にアカデミーヒルズのライブラリートークにて講演を行います。

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