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去年の今頃、知人からのある一本の電話が最終的には200人近い数の従業員を救うことになった。とある企業の救済が緊急で必要になったケースだった。その知人から紹介された方に、すぐに会うことになり、すぐにその方の日本の上司と連絡がつながった。翌週には東京に飛び、どういうオプションがこの状況で可能なのかと懐疑的な会計士や経営陣を前に一緒に頭をひねった。成田へ向かう飛行機の中で私の頭はいつにも増してすごい勢いで回転していた。テーブルの向かいにすわる不安そうな顔ぶれに一つ一つ私の案を順番に紹介していた時、とある企業にみんなの視線が輝いた。「これならいけるかも知れない」 その翌日私は買収先となった社長さんのもとに趣き熱心に説明した。結局忙しいスケジュールの合間を縫ってなんとか二人の社長をつなぎ、経営統合への道は開いた、それもわずか2日という異例の短さで。フィーも破格だった、かかった時間に対しては、ということであるが。が、それにも増して嬉しかったのは多くの人の生活を救うことができたという満足感だった。帰りのフライトの中で爆睡していた私の頭の中はからっぽだった。

そしてまた、今年。同じような一つの案件を、私がアメリカに来て以来ずっとお世話になっている、いわば一番の恩人であり、恩師であるF氏から紹介された。そのスケールの大きさに驚愕しながらも、私はそれを断る言葉をもっていなかった。せめてもの恩返しに、と一心不乱にこれまでその案件をおいかけてきて、急遽この日曜日から今回は北京に飛ぶことになった。内容についてはまだ多くを明かせないが、またこれで救われる多くの命があることだろう。話を聞いたら無理だとか否定的な意見をいう人も多いが、その言葉が自分にとってどれだけ意味がないかをよく理解している。今の私を突き動かすのはこの仕事の社会的意義の大きさと、この事業によって救われる多くの人々、この事業が世の中に与える途方もないインパクトである。うまくいくかどうか、それは誰にもわからないし、そんなことに興味をもっている時間すらない。「勝利できない環境は与えられない」 私はそれを信じている。自分の信条は “Where there’s a will, there’s a way”. であり、座右の銘は「義を見てせざるは勇なきなり」だ。敵前逃亡はあり得ないし、そんなこと今までしたこともない。まさに、やるしかない、の世界だ。

(余談)中国でも電子ブックリーダーがでているらしいから、それも見てみたい。自分なら今世界が一番求めている端末をつくるお手伝いができる、そういう自負をもっている。もうすぐ国際版キンドルが発売される。最近ますます好調な日本語学習カードなどの当社オリジナルコンテンツが世界100カ国で販売されるというのは強力な追い風であり、6月から試行錯誤してきた内容の正しさを証明してくれるものでもあると思う。今回の出張には間に合わないが、次回の出張には国際版をもっていって東京で試してみたいものだ。なんども言うが、電子出版のすごいところは「これまでの著作物を単純に電子化」するものではない。「これまでの紙媒体では絶対できなかったことを実現する可能性をもっている」ところなのだ




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