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MIT-EFJのコンテストの余熱が覚めやらぬ土曜日、今度はベルサール六本木で行われたWISH2010(クリックすると受賞者やフォトアルバムが閲覧できる)に参加してきた。日本にはいつも短期での滞在なので、このようなイベントに参加することは珍しいのだが、おかげで大変貴重な経験をすることができた。

スケジュールの都合で最初のパネルディスカッションと(お目当てのコニャックとパブーを含む)前半のプレゼンのみを終えた段階で会場を後にしたが、最優秀賞は電子出版関連のパブーだったようだ。
パブーのプレゼンも、なんというか非常に明るい快活なプレゼンだったので、その辺りが評価されたのだろうか。(個人的にはコニャックに一票を投じた。あの手書きのドラえもんの絵がよかった 笑)

会場の参加者のITリテラシーが非常に高かったのが印象的だった。もう一つ記憶に強く残ったのが、最初のパネルディスカッションでのGREE創業者田中社長のコメントについての一コマ。起業当時高くなっていたホスティング料金をクレジットカードのキャッシングを通して支払いしていたというウラ話が披露された際に、司会の徳力氏(主催者のアジャイルメディア)を含め、会場がどよめいた。「あの金利高いやつですよね~、すごい覚悟ですよね」みたいな話だったのだが。。。

起業家にとっては、はっきりいってそんなの当たり前(以前)の話だと思うし、恐らく田中社長はもっともっと苦しい思いをしてきているに違いない、特に競合のMixiとの比較に際しては、100%の人がみんな「もうMixiを抜けないよ」みたいなネガティブな対応をしたという。このように、起業家にとってのハードルは自分のモチベーションをあの手この手で下げようとしてくる周囲の反応だったりすることに、意外と周囲は気づかない。しかし、一度でも本当の意味での起業を経験したことのある人間は、そういう時に決して心ない対応というのはしないものだ。筆者も2003年に最初の会社の立ち上げをして以来、10社以上の立ち上げや経営に携わってきたのだが、正直成功談よりも失敗談のほうが多いもので、なかなか他人には言えないような裏話というものには事欠かない。だが、それを通じて、起業の難しさと意義、そして実際に起業を志している人間に対しての心遣いや正しい接し方というものについての理解を少しずつ深めてこれたように思う。

もう一つ気になったのは、「日本と海外」というあまりにざっくりとしすぎた市場のセグメント分けであり、これはとかくありがちな話だ。(アメリカでもGDCなどでWest (西洋)VS East(東洋)みたいなパネルディスカッションを聞いたことがあるが) もちろん時間の都合などもあるのは理解できるが、このようなざっくりとしたイメージではビジネスでの海外進出というのはおぼつかないのではないか。「欧米」といっても広すぎるし、「アジア」というのも今や広すぎる。アジアには中国と韓国(および台湾、香港など)という極東アジア圏と、マレーシアやシンガポールなどのような東南アジアも含む。人口的にはもちろん極東アジア圏のことを差したいのだろうが、ITベンチャーが中国や韓国に入っていけるかとなると、これは非常に敷居が高いのが現状だろう。最初から海外を視野に入れて、というパネリストのコメントがあったが、筆者はまず「何がやりたいのか」を明確にすることが大事だと思う。自分の事業に対する意識を高めてくれるものは、自分自身の情熱でしかなく、そのためには「自分が想像するだけでワクワクするようなイメージ」をいかに描けるかが重要だ。「日本で一番のシェア」というのが自分の心の琴線に響くなら、それを目指せばいいし、それでは小さいと思うのなら世界を目指せばいい。これは筆者も自分自身に常に言い聞かせていることである。この点で現時点では(あくまでも事業においてだが)「世界で最も愛された日本人作家」というのが筆者にとっては一番感動する目標であり、ノーベル文学賞というのがそのベンチマークの一つとなると考えている。あとは、どうするかを考えながらひたすら前進するだけだ、どこまで行けるかは分からないが前進している限り可能性はどんどん拓けていくはずだ。

夢は人間を大きくしてくれる。

起業家よ大志を抱け! 

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