意力勉強会 ~電子出版元年を考える~ 開催

少し急な告知だが、2月の第2週に東京で表題のような勉強会を小規模で開催する運びとなった。主な参加者としては編集経験者やEbook2.0Forumの鎌田氏、スマイルメディアの高橋誠代表などを予定している。詳細についてはまた後ほど報告予定だが、下記が概要となる。

「意力勉強会 電子出版元年の市場の動向を考える」
開催日時:2010年2月10日(木) 午後2時~4時
参加料:未定

今年は電子出版元年と呼ばれている。
それを象徴するように、1月のCES(ラスベガスで行われる全米最大の家電ショー)では数多くの電子ブックリーダー端末が発表された。アマゾンは市場最大のシェアを誇るキンドルを世界に向けて積極的に展開するプランを矢継ぎ早に出してきたが、アップルのiPadの発表により市場はまさに戦国状態に突入。

この勉強会では米国在住の電子出版専門家とEbook2.0Forumの代表である鎌田氏を中心にこの激動の電子出版市場で日本の出版業界の関わり方や今後のあるべき姿、そして現状の課題などについて討議する予定です。

その他のテーマ

アマゾンやアップルに見られる「垂直統合型」ビジネスモデルの分析
市場にある主力電子ブックリーダー製品の展望
立入によるキンドル VS iPad の解説
アマゾンの販売戦略の解説
アップルの市場発表の影に見えるアップルが抱える課題
極東アジア(韓国・中国・日本・台湾)における電子ブックリーダーの開発プロ
ジェクトについての詳細(極秘情報)
日本がコンテンツリーダーとして世界に進出する方法
出版業界が抱える問題とその打開策
Ebook2.0とはどうあるべきか
など

主催:立入勝義 (意力ブログ、さくらインターネットUSA/LMDP代表)

コンピュータ関連のハードウェアの製造業での開発・購買職および海外事業責任者を経て北米で起業を支援するコンサルタントとして独立。その後さくらインターネットUSAの代表に就任しオンラインゲームのローカライズ事業やE-コマース事業などを手がける。昨年5月から拡大する電子出版市場を視野にLMDP (Local
Mode Digital Publishing)事業部を立ち上げ、北米で最も先進的な日系電子出版社としてキンドルストアを含む世界中の電子ブックストアでのオリジナルコンテンツの販売やフォーマット作業、電子出版に関するコンサルティングや電子ブックリーダーのODM開発に関わるコンサルティングなどを手がけている。ハードウェア・IT(ホスティング、システム構築)・デジタル翻訳などの経験に基づく独自の見地から電子出版市場の動向を解説する記事を自身のブログ「意力」に掲載しており、在米の電子出版専門家としての地位を確立しつつある。1月4日付けの日経産業新聞にも氏の事業を説明する記事が掲載されるなどメディアの注目も集めつつある。

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。