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この数日は「開国論」の執筆に集中していたが、昨日の朝ようやくひとまず書き終えることができた。これから一ヶ月は編集作業ということになりそうだが、だいぶ形になってきたということで自分でも楽しみだ。

さて、報告が遅くなったが先週にNINGが大きな改革案に着手したことをメディアが一斉に報道した。先月には共同創業者で、今年のダボス会議でソーシャルメディアについてのセッションをリードしたGina Bianchiniが長年務めたCEO職を去っている。

詳細はCNETとTech Cranchに詳しい
M・アンドリーセン氏設立のNing、人員削減と無料サービス廃止を実施へ @CNET
Ning、ドラスティックなリストラへ―40%レイオフ、無料SNS廃止 @TC(共に4月16日)

SNSホスティング・サービスのNingでCEOを長く務めたGina Bianchiniが去り、COOのJason Rosenthalが新しいCEOに任命されてから約1ヶ月になったところで、同社は大幅なリストラに踏み切った。ローンチ以来のセールスポイントだったSNSの無料ホスティングは中止され、既存の無料ネットワークは有料化するか別のホストを探すかを迫られる。Rosenthalはまた70人(40%以上)もの人員を削減することを発表した。

Rosenthalの全社員宛のメール[未訳] 〔うぃる訳はこちら

Ningはまた傘下のネットワーク運営者に対し向こう2週間以内に詳しい条件を示すとしている。

Rosenthalのメールでは「無料」と「有料」に大別されているが、Ningの有料プランにはさまざまな種類がある。現在、Ningの有料版にはサポート(サービス内容によって月額$10版と$100版がある)、カスタム・ドメイン(月額$5)、拡張ストレージ及び帯域(月額$10)、広告削除(月額$25)、ネットワークがNing上にあることを隠す(月額$25)などのオプションが用意されている。

このニュースの結果、Ning上のSNSの大部分はできるだけ安い有料サービスに移行するだろう。Ningが提供するのは通りいっぺんの移行ツールだろうから、他のホストにSNSを乗り換えるのは困難だろう。この方針変更に対して、ユーザーは皆、多大な時間をかけてニッチなSNSを育てきたのだから、強い不満の声が上がるのは避けられない。

大幅なレイオフももちろん深刻な事態だが、Ningには悪いニュースばかりではない。comScoreによると(下のグラフ参照)、トラフィックは依然として成長している。しかしNingはすでにトラフィックが増加しているだけではすまなくなっていた。相当額の収入がどうしても必要になっていたが、広告の売上ではまったく不十分だった。Ningはこれまでに$120M(1億2千万ドル)の資金を調達している。その際の会社評価額は、2008年4月には$500M(5 億ドル)、 2009年夏には$750M(7 億5000万ドル)だったと報じられている。(TC)

こちらのIT PROの記事では追加コメントが。

 Rosenthal氏は、後に出した報道陣向けのメッセージにおいて、「90日以内に、Ningのネットワーククリエーター向けの多種多様な新しいプレミアム機能およびサービス、新しいモバイルエクスペリエンス、そして新しいAPIセットを含む、次世代のNingをローンチする予定である」と説明した。また同氏は、Andreessen氏とともに「今回の人員削減の影響を受けるすべての人々が、他の企業において素晴らしい機会を見出せるように、尽力する」と付け加えた。

 Ningはこれまでにも、方向転換を伴う大きな決断をいくつか下している。2009年初めには、ポルノ向けネットワークを禁止したことにより、自らの決断でページビューの5分の1を失うことになったが、その数カ月後には、トラフィック数が回復し、同プラットフォーム上に作られたネットワーク総数が 100万件に達したと述べた。

(IT PRO)

オープンソーシャルの雄であるNINGが無料のSNSホスティングサービスの提供をやめるというのはまさに晴天の霹靂であり、NINGのクリエイターネットワークでも相当な騒動になっているようである、が、そこまでの改革案を断行するからにはプレミアムプランの会員に対してよりよいサービスを提供する準備をしているということなのだろう。NING上では無料でSNSが作れるようになっており、一つのメールアドレスに対して最大10のネットワークを構築することができる。しかし、アドレスさえ変えればこれがいくらでも増やせてしまうということで、実質ほぼ無限につくりたいだけ作れるようになっている。これらのうちいくつが有料サービスに移行するか分からないが、一番安いドメイン転送サービス($5)に移行する者がやはり一番多いだろう。次に広告削除($25)か。あるいは有料サポートを受けるプランを選択するのも賢いかも知れない。多くの場合特別な問い合わせを必要としないのだし。NINGはその分収益性がよくなるだろう。筆者も日系としては珍しいNING構築支援サービスを手がけており、またメンバーが200人に迫ってきている電子出版SNSその他10以上のネットワークの管理者でもあるので、今回のニュースはただごとではない。しかし、$120Mの調達に対しての評価額が$750Mというのは悪くないし、サービスのコンセプト自体はしっかりしているので引き続き有望だと思っている。(先日ツイッターの関連サービスTweetphotoが$260Mという大規模な資金調達をしたのとは対照的になってしまったが最近ツイッター上のあちこちで口論というか小競り合いが起こっているのをよくみかけるのが気になっている)

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