iPhone の次のキャリアはVerizonじゃなくてT-Mobileか?

Digital Dailyは6月10日付のエントリー “Could the iPhone’s Next U.S. Carrier Be T-Mobile?“で、Appleの次なる提携キャリアはVerizon(米国内最大手、顧客数9300万人)ではなく、T-Mobile(顧客数3400万人)だとの見方を示した。これはAT&Tとの独占契約がもうすぐ満了することによるもので、AT&Tと異なるCDMA規格を採用しているVerizonではなく同じ通信規格{UMTS(W-CDMA)/HSPA}を採用しているT-Mobileのほうが親和性が高い分ハードルが低いということによるもの。実際にSIMアンロックとジェイルブレイク(脱獄)されているiPhoneはT-Mobileで利用されているものが多い。

エディターは、この憶測の一つの根拠として、iPhone4と3GSが2100MHzをサポートしていることを挙げている。

“Currently, T-Mobile’s 3G service (UMTS/HSPA) supports 1700 MHz and 2100 MHz frequencies while AT&T supports 850 MHz and 1900 MHz frequencies,” Wu wrote in a note to clients today. “Interestingly, both the new iPhone 4 and iPhone 3GS support 3G at the 2100 MHz frequency and, from our understanding, the technical hurdle to support T-Mobile is minor compared to supporting CDMA technology at VZ and Sprint.”

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。