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非常に楽しみにしていた実力派女流棋士VSコンピュータ連合軍の対決はどうやらコンピュータに軍配が上がったらしい。

しかし、棋譜を見るとコンピュータ側は(5手目の角交換を除けば)一度も大手をかけられていないという大差。掲示板などでは男性プロ棋士の目ではない、などという意見と、いや、すでに羽生名人クラスでも危なくなってきているのではないかという意見に分かれている。(一人だけを出して、スケープゴートにするのはかわいそうだから、C級のリーグに参加させてみたらいいという面白い意見も飛び出しているようだ)

筆者の棋力では到底解説できないのだが、あから側の指し手についてはほぼ読み筋だったと清水王将は答えている。

日本将棋連盟の敗戦告知文

<対戦内容>
開始日時:2010/10/11
棋戦:特別対局
持ち時間:3時間
場所:東京大学
先手:清水市代女流王将
後手:あから2010
<棋譜>
▲2六歩△3四歩▲7六歩△3三角▲同角成△同桂▲7八金△4二飛▲4八銀△6二玉▲6八玉△7二玉▲2五歩△8二玉▲7七玉△2二飛▲8八玉△7二銀▲5六歩△4二銀▲3六歩△5四歩▲3七桂△5三銀▲9八香△4四角▲7七角△同角成▲同金△6四銀▲5九金△4四角▲4六歩△6五銀▲4五歩△同桂
▲同桂△5六銀▲5三桂打△5一金左▲6一桂成△同金▲6六金打△4五銀▲2四歩△同歩▲3一角△2三飛▲4二角成△7四桂▲5七銀△8五桂▲6八金△7七桂成▲同金△6六桂▲同銀△5二金打▲3二馬△2二飛▲同馬△同角▲8六桂△6九金▲7八金△5七角▲7七銀△5六銀▲5八飛△5五角▲4九飛△7九金▲同金△6七銀成▲5七飛△同成銀▲6六角△5八飛▲9九玉
△8五銀▲5九金△3八飛成▲5七角△8六銀▲6六銀打△9五桂 
まで86手で後手勝ち

棋譜はコチラで再現されている。

投了図

うぅむ。。。やはり米長先生のいうとおり、後手60手目の2二飛の返しは3一馬だったかなぁ。少なくとも後から見るとそう思う。居飛車も生きてくるし、角を渡したことでいきなり後手の攻撃が速くなったような。結局飛車も受けにしか使えなかったし。。。しかし、それでも攻め切れたのかどうか疑問。なんてったって後手の美濃囲いは無傷だし。

ちなみにコンピュータ側のスペックはこんなもの↓だったとか。

【あから2010】

•情報処理学会の「トッププロ棋士に勝つ将棋プロジェクト」特製システム
•阿伽羅(あから)は10の224乗という数を表し、将棋の局面の数がこの数に近いことに因んで命名
•ハードウエア部
-東京大学クラスターマシン:
 -Intel Xeon 2.80GHz, 4 cores 109台
 -Intel Xeon 2.40GHz, 4 cores 60台
             合計 169台 676 cores
-バックアップマシン:4プログラムそれぞれについて1台ずつ
 -CPU: Xeon W3680 3.33GHz 6cores
 -Memory: 24GB (DDR3 UMB ECC 4GBx6)

で、このマシンのロゴが。。。ウケる!
あから2010 くん

DEEP BLUEがチェスで王者を負かした時には、なんというかコンピュータのすごさを感じたものだが、今回ばかりは最後の砦的な将棋でも人間が負ける日が近づいているのかと思うと、何とも寂しい気持ちだ。前回BONANZAが渡辺竜王と対決した時にコンピュータが人間に勝つにはあと50年はかかるとか言われてたんですが、なんか、そんな感じはしなくなってきましたね。次は人間が圧勝、というのを見てみたいですね。
いずれにせよ清水棋士、お疲れ様でした!

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