CES2010

年の初め恒例のCES(Consumer Electronics Show)に一年ぶりに参加。
もうショーの視察自体は5,6回目だと思うが、今回はこの意力ブログのブロガーとして、プレス参加を認められた。プレスパスには通常の「Press」以外に「Analyst」など複数の種類があり、IT関連のショーらしく、「Blogger」というパスがあり、選定基準をクリアーするとパスの受給が認められる。私もGoogle Analytics の資料を持参し、無事パスをもらうことができた。今回は日本のポップカルチャーを世界に紹介する雑誌「POPJNEO」を出版しているいっちーこと市村恭一さんが同行してくれた。今回の視察のメインはもちろん電子ブックリーダーだ。

到着後すぐに、メインホールであるCentral Hallで視察を開始。今年は参加者はそれほど多くないが、明らかにアジア人の中でも中国人が増えている。これまでのようなベンダーとしての参加だけではなく、買い付けに来ている人も多いのではないだろうか。基調講演のスピーカーの一人も中国の家電メーカーの一人だ。ブースとしてはSAMSUNGのブースが非常にいいデザインで好印象だった、また同社が展開している製品ラインアップも非常に洗練されていてすばらしい。もはや日本のメーカーもこれに追いつくのは一苦労だと思う。さすがにこの短期間で世界2位の携帯メーカーに登りつめたメーカーである。(ちなみに3位のモトローラももうすぐ4位のLGに抜かれそうだというから韓国勢の国際市場での強さが伺える。

また後ほど画像をアップするがSAMSUNGの電子リーダーはサイズもいろいろあって、コスメティック(仕上げ)も非常に良くできていると思った。開発のメインエンジニアの男性からいろいろ話を伺うことができた、3G対応バージョンのラインアップもあり、私が進めている中国市場に対しての案件を相談するために営業担当を紹介してもらうことになった。
SAMSUNGリーダーとKINDLE2のサイズ比較

SONYのDAILY EDITIONは1月8日にリリースされるという。これもなかなかいい仕上げだと思った。今回はプレスということで、両社と取材をして写真を取る事や、同時に商談の話などもでき、非常に有意義である。(おかげでこうやって、少しの合間にゆったりとしたプレスルームからエントリーを書くことができる) SONYのリーダーは今のところ日本での展開は考えられていないらしく、フォントは欧米フォントのみである。コンテンツの収集に関しては独自の動きもいろいろあるそうで、当社(LMDP)のコンテンツをSONYストアで扱ってもらうこともできそうな感じであり期待がもてた。日本メーカーではSHARPも電子ブックリーダーに参戦を表明しているが、先行者のSONYにも是非頑張ってもらいたい。

日本の企業は展示自体も参加者もかなり減っていると感じたが、PANASONICのブースはなかなかよかったように思う。COBYも頑張っていると感じたが、電子フォトフレームやネットブックなどは大量に出展されているにも関わらず電子ブックリーダーが無かったのが残念だ。

またブロガーのパスをもっている人が少ないので、なんとなく親近感があり、世界中のアルファブロガーと交流をもつことができそうな雰囲気だ。(続く)

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。

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  1. […] それが今年のCESレポートをヤフー(のどこか)で取り上げられたのを機に最初の4桁超えをしてからは、おかげ様で順調にアクセスを伸ばしてきて、直近30日では約1.5万PV、そして5月は […]

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