緊急出版の新刊本 「検証 東日本大震災 その時ソーシャルメディアは何を伝えたか?」アマゾンで予約受付開始!

検証 東日本大震災 その時ソーシャルメディアは何を伝えたか? (仮表紙)

先日よりブログやツイッターで少しずつ触れていた緊急出版の新刊本ですが、今回は少し早めにアマゾンに上がったようなので、正式に告知いたします。

筆者にとって三作目となるこの本のタイトルは、最終的に

「検証 東日本大震災 その時ソーシャルメディアは何を伝えたか?」

となりました。

版元は前著「ソーシャルメディア革命」と同じディスカヴァー・トゥエンティワンです。

ソーシャルメディアの入門書という視点で書かれた前著は、ソーシャルメディアの魅力をいろんな観点から伝えるような「おもちゃ箱」的な内容でしたが、今回は主要テーマを、日本を襲った東日本大震災を通じてソーシャルメディアがどのような役割を果たし、どう進化を遂げたのか、に絞り込んでいます。そして、大事なことですが、この視点は海外在住邦人としての視点で描かれていて、日本人だけでなく世界の人々を対象に書かれています。(これからアジアや北米に向けても展開予定。英語版は現在著者自身が翻訳中)

気になる章構成は下記のような感じ (―以下は小見出しの一部をまとめたものです)

はじめに ~その時、僕は
第一章 地震の余波と4つのソーシャルTSUNAMI
―ソーシャルメディア間の連携
第二章 ソーシャル論争の波 ~光と影~
―ソーシャルメディアだけが伝えた事実、風評被害、マスメディアVSソーシャルメディア
特別章 証言集 ~ソーシャルメディアを通じて見た震災~ (海外在住邦人からのメッセージ)
―ソーシャルメディアジャーナリストが語る故郷復興への思い(佐藤慧氏との対談)
第三章 海外世論の波
―世界は感動し、そしてトンデモ報道も流れた
第四章 わたしが目撃した国内外の震災復興支援の波
―Jazz for Japan、米国赤十字社、Razerなど
―「アメリカでもっとも有名な日本人」神田瀧夢さんからの復興支援メッセージ
第五章 これからの日本に到来するもう一つの波
―ソーシャルデバイド、国家のICT戦略とIT復興円卓会議、「静かな革命」は起こるか?
あとがき 復興に向けて

などなど盛りだくさん。ページ数は前回よりも約2割減の268ページ、価格も下がり随分とお求め安くなりました(笑)

遠く太平洋を隔てた母国で起きた大災害。それを見て、とにかく自分にできることをやり続けた結果、それを本にまとめることを思いつき、ディスカヴァー社の干場社長に直接打診をしたのは、干場社長のブログにもある通り。
震災でソーシャルメディアの認知度が飛躍的に向上したのは、世界でも特筆すべき事態で、同時にその問題も浮き彫りにされました。AAJA(Asian American Journalists Association)というジャーナリスト団体に所属している身としても、どうしても世界にこのような内容を伝えておきたいと思いました。

緊急出版ということで、かなり限られた日数で執筆されたのですが、取材や対談などもうまく盛り込むことができました。また、表紙には(恐らくディスカヴァー社初となる)写真が使われていますが、これは被災地で母上を亡くされた若手ジャーナリスト佐藤慧(@KeiSatoJapan)氏の手によるもの。
もともとは本文内のみに用いられるはずでしたが、出版社やデザイナーの方々の評判が特によかったということで、表紙にも抜擢されました。

また、私と同じようにソーシャルメディアを通じて母国のニュースを追いかけていた、海外在住邦人の方々からの心温まるメッセージも掲載させて頂きました。(*予想していたよりアマゾン掲載が早かったので、お手伝い頂いた皆様にまだメールできていません。。。改めてメールいたしますのであとしばらくお待ちください 汗)

是非とも多くの方に手にとってみて頂きたいと思います。世界からの日本に向けたエールと熱い思いが届けば、嬉しいです。

(*今回、同書の印税の一部は日本財団らの復興支援活動に寄付します)

6月15日(一部では16日)に全国有名書店で発売予定 オンラインのご予約は下記にて!(ついでに「いいね」もよろしくどうぞ 笑)

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。