久しぶりのLA

今週の月曜日にLAに戻ってきた。これは米国永住権(グリーンカード)取得の最後のプロセスを完了させるため。
筆者が最初に渡米したのは19歳の頃と早い方なので、よく永住権はとっくにもっているものと勘違いされるが、これまではずっとビザでやってきたので永住権はもっていなかった。申請のプロセスを開始してから足掛け7年目にしてようやく永住権が家族揃って取得できたことについて、寛大な移民政策をもつ米国に率直に感謝している。自身で行ったビザ申請は6回、かつては従業員へのサポートも行ったことがあるのでトータルでは10回以上ビザの申請に携わったことになる。その多くはLAで有名な瀧弁護士という優秀な移民弁護士によるものであり、ご興味のある方には紹介するのでお尋ねいただきたい。これまでのステップでかなり私自身も米国のビザ申請に詳しくなった。

チャンスの国アメリカの永住権取得についてはまたどこかで機会を改めてエントリーをまとめてみたいと思っているが、この永住権は市民権取得の第一歩である。よって永住権を取得しただけでは国籍には何の変化もなく、ビザで入国する際に必要だったI-94というフォームが要らなくなる代わりにグリーンカードと言われる証明書を携帯する必要がでる。

で月曜日に戻ったのだが、もう今日は帰国。来週の17日にある世銀のパブリックセミナー「防災とソーシャルメディア」の準備もあるためそう長くは滞在できない。久しぶりに戻ったLAは相変わらずのいい天気で、もっと長居がしたくなる。もちろん家族と過ごす時間が貴重なせいでもあるが。今回は永住権の面接があったので、家族も里帰りをしたのだがかなりご満悦のようす。私は8年ぶり、妻(たえーしゃ)はなんと15年ぶりの実家での年越しだった。

今回は結局壊れたラップトップを持参しなかったので、家のデスクトップで作業をしようと思っていたのだが肝心の夜中に子供たちが時差ぼけでみんな起きてきてしまい、目論見は見事にご破算。。。しかしそれもよし、ということで何とか挽回をしようとしている。飛行機の中は先日かった「震災後の社会学」の続きを読むことにしよう。というわけで、LAの皆さんお会いできずに残念でしたがまた次の機会に!

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。