電子ブック開国論 <番外編> 目次

今更ながら、一冊の本の(特に編集前の草稿を)ブログに落としこむというのは大変な作業だ。何が大変かというと、それは勿論読者に、ということだが。とにかく長い。実質10日ほどで書き上げた本だが、ワードで170ページをブログに落としこむと長いこと。これだけでもブログ出版の意義を理解してもらえるのではないか。クリックするだけでも一苦労だ。

さて、読者の中には律儀に順番に読んでくださっているかたもいらっしゃるようなので、お付き合い頂いていることに感謝しながら、この長い連載、「電子ブック開国論 草案」の目次を下記に掲載したいと思う。今掲載しているアマゾンの販売体験談はいわば私の原点といえるべき体験で、今読み起こしても生々しく、悲喜こもごもの感情が蘇ってくる。(日付は元のブログエントリーのもの)

序章電子出版元年に向けて
今はどういう時代なのか

第1章電子出版とは何か
電子出版~画期的なビジネスモデル(11/21/09)
紙と電子、プラットフォームの決定的な違いを理解しよう
フォーマットについて
イーブックリーダーという専用端末
垂直統合型ビジネスモデルとは何か
価格と流通
著作権問題の行方
クラウドコンピューティングについて
2010/1/5 日経産業新聞に取材記事が掲載されました!
電子出版の歴史DTPが電子出版の草分けだった
電子出版社の役割とは

第2章キンドルの衝撃とバカの壁
アマゾンとアップル二隻の黒船
1.Kindleとは何か
2.iPadとは何か
「KindleかiPadか」の議論からの脱却.
電子出版市場におけるマーケティング手法の特異性
iTunesの評価システムに潜む罠
コレクター心理はどう変化する?ブクログって知ってますか?
電子コンテンツ専用検索エンジンとディレクトリ
電子書籍専用の書籍コードの重要性
カギを握るゲームとIT業界
アメリカ発オリジナルコンテンツ販売体験記
電子出版で作成可能なコンテンツ例
SAMSUNGとSONYの新型電子リーダーとEPUBフォーマット(09/02/09)
KindleforStudents!? (08/20/09)

第3章理想の電子ブックリーダーとは

電子化の先例実は日本ではとっくに普及してた電子出版~発想の転換
イーブックリーダー比較表
こんな端末が欲しい
日本市場における電子ブックリーダーの新しい位置づけ(02/24/10)
<特別章>CES2010レポート

第4章電子出版がもたらすソーシャルメディアの夜明け
ソーシャルメディアの勃興
近未来のソーシャルニュースネットワークを考える(1)(02/22/10)
近未来のソーシャルニュースネットワークを考える(2)(02/23/10)
ブログを書こう
ネットの未来を占うオープンからクローズドへ[ネットの開国談義とNING](02/0410)
電子出版の行方を知る上での重要なポイントとアゴラブックス(03/06/10)
ダイヤモンド事件が語るもの(ソーシャルメディアの脅威)
第5章日本はどう立ち向かうべきか
日本は電子ブック戦争に敗れ「た」のか? (01/13/10)
ガラパゴスをどう捉えるか
マンガ家は日本の財産だ
ソニーはどうした!?
クールな国、日本が抱える「多すぎる」問題
中国市場をどう見るか
キンドル(Kindle)が日本のクリエイターを支援する(07/25//09)
電子出版で甦る「早すぎた」ビジネスモデルPOPJNEOの例
キンドル早わかりマンガと森祐治氏(01/03/10)
世界を狙うならこのコンテンツだ!
クリエイターが創る未来

第6章いつまでも続く開国談義出版関係者に物申す
-呉越同舟か船頭多くして、か?電子書籍協会はどこへ行く
佐藤秀峰氏の言動が出版界に及ぼした影響(ブログ1-18-10をもとに加筆修正)
電子出版は出版界を救うか?
編集者の活躍の場.
新書なんて要らない

編集作業や権利の兼ね合いで全部を掲載するかどうかはまだ分からないが要点は漏らさず掲載したいと考えている。実際に電子版および紙版で出版される「開国論」は、名物編集者Y氏によって編集されており、タイトルも少し異なる。今ようやく第2章が終わろうというところだから、まだまだ先は長い、どう考えても新ポータルでの電子版の発売のほうが早くなりそうだ (苦笑)

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。