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遂にムバラク大統領が辞任を発表したようだ。
独裁30年、ムバラク政権崩壊…軍が全権掌握(YOMIURI ONLINE)

中心部のタハリール広場でムバラク辞任を求め続けた反体制デモの参加者たちは、大統領が辞任表明したとの情報が伝えられると、「我々はエジプト人としての誇りを持っている」と叫び、頭上でエジプト国旗を振っていた。

 無職男性(55)は「この瞬間を待っていた。これで腐敗の時代はもう終わる。これからよい人生を送ることができるだろう。本当にうれしい」と叫んだ。

 カイロ中心部の通りを走る車はクラクションを鳴らして喜びを表現した。30代のタクシー運転手は「ただ素直にうれしい。この国がどうなるかわからないが、これからきっと、いいことがあるだろう」と興奮気味に語った。

軍が全権掌握した事態が国民にとっていいことなのかどうかは分からないが、インターネットという万能インフラはその一端につながっている限り、世界とその地域や国を一瞬でつなぐ。市民が圧政に苦しんでいるような状態、つまり他の世界の(特に人権)水準から大きくかけ離れた状況が起きている限り、それが世界に伝われば一気に世界の人々を味方にして力をつけることができる。これは圧制者にとってみると、とんでもない勢力だ。
先日のウィキリークスではないが、これまで闇に葬られていたようなことも、どんどん明るみにでるようになり、それがソーシャルメディアの力を得て一瞬で世界へと伝播していく。

革命の引き金を引いたのは、抑圧に長年苦しんできた市民の怒りが爆発したからだが、その弾丸を強力なものにしていき、さらに後方支援までとりつけることができるようになったのはインターネットの力によるところが大きい。しかも、これからこの潮流はますます強まるだろう。
インターネットというインフラはソーシャルメディアという具体的な情報発信・拡散ツールを手に入れ、それに大きな関心を示すユーザーを人口の何分の一というレベルまで取り囲んだことで、一気に世界を変革していく武器となり、それが一番弱い立場にいる民衆の手にも均等に行き渡った。(世界最大の人口を抱える中国はこれらの事態から一体何を学ぼうとしているのかは非常に興味深い)

「ペンは剣よりも強し」というのは昔の格言だが、大げさにいうと、まさにソーシャルメディアが核兵器よりも強い力をもつような日が近づいてきているのかも知れない。
もちろん、民主化が全てではない、その先には衆愚政治やデマゴーグ(扇動者)のような問題も待ち構えている。
人類はインターネットがもたらすフラットな世界により、古代ギリシアが通過した政治形態の変遷みたいなところに、もう一度立ち返っていくのだろうか。歴史から学ぶことは多い。

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