D5 Ebook2.0 Forum 鎌田氏との会合

週末ということで、書店を巡って本の売れ行きをチェックしたり、その他今回東京に構えることになった新拠点で必要な家財道具を揃えたりなどなど。

午後からは渋谷でEbook2.0 Forumの鎌田氏 (@hkamata) と打ち合わせをした。会うのは久しぶりだが、依然電子出版を巡るフォーラムとしては日本でも最大規模のものであるようだ。話は来るようで来ない電子出版の「波」についての話に。実は「電子出版」という言葉に抵抗を持つ人が多いだけで、かなり日本でも電子出版は普及してきている。ここまでくればコンセプトの問題であり、ここから先は「電子出版」や「電子書籍」という言葉にこだわらず、ソリューションを皆が使って慣れていくのが重要である。

Ebook2.0 Forum主宰の鎌田氏

例えばすでに「電子辞書」や「乗り換え地図」、マンガアプリなどでは着実に普及が進んでおり、これらについてはアメリカの電子出版市場よりもはるかに進んでいる。もちろんアメリカではアマゾンのキンドルを中心に、一般書籍やインディー出版でかなり先を行っているが、日本は違うアプローチが好まれているということだ。もちろん大手出版社の利権を巡る慎重な姿勢といったものが市場に大きな影響を及ぼしていることは言うまでもないが、これだけタブレットやスマートフォンが普及してきているのだから、来年以降は一気に市場が拡大していくかも知れない。

7月20日にEbook2.0Forumが主催するセミナーにもパネリストとして参加することになった。委細は同サイトにてご確認頂きたい。

笑顔がちょっと可愛い鎌田さん(笑) 知的な話にいつも交じるブラックなユーモアがなんとも好きである。

その後は新著「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?」に写真を提供してくださった菅野雄大さんと会食。
相変わらずメディア業界で精力的に活動されているそうだ。地元福島に撮影にいった話など、報道関係に従事する人間ならではのお話をお伺いして、大変参考になった。

菅野雄大さん

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。