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筆者としては二回目になる大学での講演をするために、愛知県豊橋市にある豊橋創造大学を訪れた。仕事柄日本にいることは多くても、大抵東京と大阪を往復するくらいで、大学で地方都市を訪れるのは大きな楽しみである。もちろん、豊橋市を訪れるのも初めてで、こんな機会でもないとなかなか訪れることはなさそうだが、だからこそ余計に有り難い機会を頂けたと感謝している。

講演は同大学の情報ビジネス学部の「総合講座」の一環。担当は三好哲也教授。

キャンパス風景

講演会場
会場となった教室。なかなか広く、音響設備なども充実していた。

講演風景1
今回の講演のタイトルは”Be the Change You Want to See in the World! ~起業とソーシャルメディアに学ぶ「人間力」

普段は企業の広報担当の方々に、硬めの講演をすることが多いので、学生向けに話す時は、できるだけ共感を呼べるようにと毎回工夫をするようにしている。今回はプロフィールの部分で、初めて自身の「生い立ち」を詳しく説明してみた。うぃる爺曰く、「生い立ちなんて関係ない、そんなの関係ない」(笑)
人間の成功に必要なのは努力であり、生まれや育ちは本質的には関係ない。目の前にある現実をどう受け止めて、次につなげるか、それが一番大事だというメッセージが少しでも伝わったらという思いで話をさせてもらった。

講演風景2

ところで、この講演では大きなサプライズがあった。私は講演の際に動画を少し見せるようにしている。これは1時間以上の講演につきものの、中だるみを防ぐためということもあるし、何より質の高い動画からは短時間で強いメッセージやインスピレーションを受けることができるからである。私は動画を作ったりするのがあまり得意じゃないので、質のいい動画やTED Talksなどの優秀なプレゼンターの講演などをシェアさせてもらっている。

今回私が選んだのは、先日フェイスブック上でフレンドからシェアしてもらったとある動画だった。これはショーン・スティーブンソンという在米のセラピストの講話で、彼は先天性の障害故に生涯車椅子上での生活を余儀なくされている。


このスピーチから受ける「現実と向き合う姿勢」に対するメッセージがあまりに素晴らしかったので、何とか学生の皆さんと共有したいと思い直前に何とかプレゼンに組み込むことに成功した。もちろんこの時点では、私以外誰もこのビデオが上映されることは知らなかった。

そして、講演会場に入って驚いたのだが、実は受講生の中にスティーブンソン氏と同じような境遇の学生がいたのである。講演後に聴衆が挨拶にきてくださるのが楽しみなのは、大人向けでも学生向けでも変わらないが、やはり世代の違いがある分、学生向けの講義では内容が伝わったかどうか、どう受け止められたかが心配なものである。
今回も講演直後に何人かの学生が演壇まできて、挨拶していってくれたが、この車椅子の学生が介護者らしき友人(クラスメート)と一緒に挨拶にきてくれて、感想を述べてくれた時はとても嬉しかった。講演には常に「一期一会」のつもりで臨んでいるが、今回の講演もまた私にとっても忘れられないものとなった。

大学を去った後は、この大学の裏にある「渡し」というものを初めて体験した。エンジンのついていない渡し舟を竹竿だけで操り、対岸まで渡る。何とも風情のある乗り物で、貴重な体験ができた。竹竿だけでどうやって方向を操作するのかと思ったが、万一の備えということで、船には両岸をつなぐワイヤーと連動したワイヤーがくくりつけてある。
夕日に映える渡し守の姿

この渡しは以前は20以上もあったそうだが、今ではもうこの一つしか残っていないそうだ。
対岸から呼ぶときには鈴を鳴らすのだとか。地元の学生たちの中にはこの私を毎日通って通学している子らもいるようで、私が育った大阪や東京では決して考えられない環境に目から鱗の落ちる思いだった。

流れに棹さす!?

実はこの講演、ロサンゼルスの知人から紹介頂いた窪野さんという方が以前この大学で勤めていらしたことから実現したものであるが、巡り巡ってお会いした担当の三好教授は実は私の中学の先輩だったということで大層驚いた。そして、講演の場には渡米の際に出会い、私がアメリカに残るきっかけをつくってくださった小出氏(現在は名古屋在住)も足を運んでくださった。まだ20歳前の浪人生の若者が世界に向けてのビジョンを語ったことを彼は今も覚えてくれているらしい。あれから18年弱、今でも影から私の活動をささえてくれる、恩師の地元に今回はちょっとした恩返しができただろうか。

今回の講演のきっかけとなる出逢いをくださった窪野氏と

その後豊橋市内の居酒屋で夕食会となり、美味しい海と山の幸をごちそうになった。

最後に、「ちょっと洒落た喫茶店があるんです」と三好教授が言うので、ついていった先は鈴木珈琲店。自分で好きなカップが選べるというとてもおしゃれなお店で、高いのは4,5万円もするカップで自慢のコーヒーを満喫できる。

鈴木珈琲店の店内にところ狭しと並べられた茶器

それにしても、日本の未来を担う若者に話をするのは非常に刺激的な経験である。日本にいる間に、できるだけたくさんの講演をしていきたいと思っており、一介のブロガーに各大学からお声がかかるのを日々待っている状況である(笑)

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